富山市街地よりも少し東寄りのエリアに呉東(ごとう)という場所があります。ここには富山湾の海の幸を始め、1人でもファミリーでも楽しめるニッチなスポットが、たくさん存在します。
また、北陸新幹線の開通に伴い、東京からのアクセスが便利になったことで観光客も増加している様子。今回は、意外にもインスタ映えスポットがたくさんある、呉東での観光体験談をご紹介していきます!
目次
まずはホタルイカミュージアムから!
車で東京から5時間の道のり
北陸新幹線が開通したと冒頭で言いましたが、今回筆者は車で向かいました。深夜に出発して朝一のホタルイカミュージアムに乗り込もうという魂胆です。
夜中の12時過ぎに出発して、5時過ぎに到着しました。車内で仮眠をして、9時の開館を待ちます。
ホタルイカの展示がたくさん
「なんでホタルイカなの?」と思う方もいるでしょう。実はここ富山、ホタルイカの名産地として知られています。ホタルイカミュージアムは、ホタルイカについての知識を深めるための展示施設なのです。
もちろん生きた海の生物もいて、直接触れるプールもありました。
当然お子さんたちは大はしゃぎ!筆者も大人げなく魚介類にタッチしようと悩みましたが、思いとどまりました。
見どころはホタルイカの発光ショー!
ここに来たなら、絶対に見ておきたいショーがあります。それは、ホタルイカの発光ショーです!
ホタルイカは、外的な刺激を受けると青く光り輝く習性があります。このショーでは普段なかなかお目にかかれない光景を見られます。
ショーの流れを説明しますと、場内を暗くした状態でホタルイカの入った網をみんなで一緒に一斉に引き揚げます。
すると、刺激を受けたホタルイカが暗闇に光を放ってくれるのです。
残念ながら今回スマホ撮影はできなかったので、写真はありません。
しかし、実際に見ていただきたい光景でした。足を運んだ際には、ぜひショーに参加してみてください!
活きたほたるいかの発光ショーが見られるのは2023年だと「3月18日〜5月下旬」なので、期間をお間違いないようお気をつけくださいね。
売店ではホタルイカのお刺身を販売!
ホタルイカミュージアムはホタルイカを見て楽しむだけではありません。ここでしか食べられないグルメも多数あり、併設された売店には珍しい食べ物が並びます。
特に東京などでは中々出回らないホタルイカのお刺身は必見です!
ホタルイカは内臓がすぐに劣化してしまうため、関東で出回るものは基本的に全てボイルされています。しかし、ここでは生で楽しめるんです!
コリコリとした食感と、ほのかな甘みは、まさに絶品物!他にもここだけのグルメが楽しめるので、お昼の時間と合わせるのがおすすめです!
ホタルイカミュージアム 詳細情報
入館料
・活きたほたるいかが見られる時期(2023年は3月18日〜5月下旬)
個人:大人820円 子供410円
団体:大人670円 子供360円
・それ以外の時期(6月1日~翌年3月19日)
個人:大人620円 子供310円
団体:大人520円 子供260円
休館日
6月1日~3月19日の毎週火曜日 (祝日の場合は翌日)
年末年始
1月 最終月曜日から3日間
開館時間
9:00~17:00
※入館は閉館時間の30分前までにお願いいたします。
住所
〒936-0021 富山県滑川市中川原410
電話
076-476-9300
アクセス
・電車&バス
滑川駅から徒歩約8分
・車
滑川I.C.から車で約10分
駐車場
有
公式ホームページ
https://hotaruikamuseum.com/
※情報は2023年5月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
続いて埋没林博物館へ!
埋没林と蜃気楼がテーマの博物館
続いて行ったのは埋没林博物館です!ホタルイカミュージアムから富山湾沿いを北上するように車で15分程度進んだ場所にあります。
埋没林博物館は富山ならではの、埋没林と蜃気楼をテーマにした博物館です。実は富山県の魚津では、広範囲にわたる埋没林が発見されています。
これはなんと2,000年以上の歴史を持つそうで、今では国の天然記念物にも指定されています。
また、蜃気楼とは、富山湾を見渡すと天候条件によってあるはずのない建物が見えたり、海上の船がさかさまになって見えたりする現象です。こうした不思議な自然現象を紐解く博物館がここ、埋没林博物館なのです!
ド迫力の埋没林の展示が神秘的…
ここは、近年インスタ映えスポットとしても名前が挙がっています。その理由は、巨大な埋没林の展示!
10人がかりでやっと胴回りを囲えるくらいの巨木が、たくさん展示されています。どれも見たことのないようなビッグサイズで圧巻!巨大な薄暗いプールに沈む埋没林の展示も、とても神秘的です。
ひんやりした空間でじっと水底に沈んでいる巨木からは、途方もない歴史を感じます。ぜひその迫力を、肌で体験してみてください!
蜃気楼を見つけるツアーに参加
蜃気楼を実際に見に行くというツアーもあります。
とはいえ、ここはすぐそこが海なので、スタッフさんと一緒に施設の外に出て双眼鏡を借り、蜃気楼の出るスポットに連れて行ってもらうものです。
水平線の見える位置に行き、双眼鏡で言われた場所を見てみると、工場の建物が2つに見えたり逆さに見えたりしました!言われてみなくては分からないような現象ですが、こうして見ると面白いものです。
埋没林博物館 詳細情報
入館料
個人:大人640円 子供260円
団体:大人520円 子供210円
休館日
12月1日から翌年3月15日までの木曜日(祝日の場合は開館)
12月29日~1月1日
開館時間
9:00~17:00(入館は16時30分まで)
住所
〒937-0067 富山県魚津市釈迦堂814
電話
0765-22-1049
アクセス
・電車&バス
あいの風とやま鉄道魚津駅・富山地方鉄道新魚津駅から徒歩20分
・車
北陸自動車道魚津ICから約10分
駐車場
有
公式ホームページ
https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/maiboturin/index.html
※情報は2023年5月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
最後は魚津水族館へ!
大正2年からの古い歴史を持つ水族館
最後は魚津水族館です。
魚津水族館は、かなり昔からこの土地に根差している歴史ある水族館です。なんとその歴史は、大正2年にまで遡ります。そして、今もなお、地元の人を中心に人気の水族館として愛されています。
こちらは埋没林博物館との共通パスポートを購入することでお得に入場できます。また、近くには遊園地もあるので、家族連れにもおすすめのスポットです。
富山湾の生き物たちを観察できる!
展示されているのは普通の水族館にいるような生き物だけでなく、富山湾ならではの生き物たちがたくさんいます!例えば、ホタルイカ・シロエビ・富山湾で上がったリュウグウノツカイなど。
さらには、ブリやトヤマエビなどといった深海に近いエリアに生息する珍しい生き物たちが目白押し!もちろん、大水槽のエイ・サメ・ペンギンなども見どころです。
富山ならではの生き物たちのかわいさに、とっても癒されます。
バックヤードも覗けて楽しい
魚津水族館は、お魚ショーなどのバックヤードを自由に見学できるようになっています。
水族館の裏側ってなんだかワクワクしますよね!飼育員さんの着ているウェットスーツが掛けてあったり、いろいろな水槽の装置が並んでいたり…。
魚たちはもちろん、飼育員さんとの距離も近い水族館です!
魚津水族館 詳細情報
入館料
大人(高校生以上)1000円 小中学生500円 幼児(3歳以上)200円
休館日
12月1日から翌年の3月15日までの月曜日(月曜日が祝休日に当たるときは、翌平日が休館日になります。)
年末年始(12月29日~1月1日)
開館時間
9:00~17:00(入館は16時30分まで)
住所
〒937-0857 富山県魚津市三ケ1390
電話
0765-24-4100
アクセス
・電車&バス
富山地方鉄道 西魚津駅より徒歩約20分
魚津市民バス停「水族館前」よりすぐ
・車
北陸自動車道魚津ICより車で約15分
駐車場
有
公式ホームページ
http://www.uozu-aquarium.jp
※情報は2023年5月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
まとめ
今回は、呉東エリアの旅行体験についてご紹介しました!「魚介が好きだ!」という方には、楽しい観光スポットと言えるでしょう。
また、埋没林博物館はシュールでかつ神秘的な空間を楽しめます。まさにインスタ映えスポット!
女性1人で来場されている方も多くいらしたので、お一人様観光としてもおすすめです。1人でもカップルでも楽しめる観光地に、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?