休日のお出かけは築地へGO!築地本願寺と周辺エリアをお散歩

東京 #カフェ #グルメ #築地本願寺
2023.03.23

築地は東京都中央区にある町として馴染み深いです。古くから海運で栄え、最近では1935年から続いた築地市場の営業が終了したことで、大きな話題を呼んだこともありましたよね。

築地市場が有名なスポットだっただけに、「築地の賑わいは無くなってしまったのでは?」と思っている方多いのではないでしょうか?しかし、そんなことはなく、築地は今でも楽しめる場所があります。

本記事では築地のおすすめスポットをまとめました。活気あふれる築地の魅力を、ぜひ感じてみてくださいね。

築地散歩の始まりは築地本願寺から

築地散歩の始まりは、東京メトロ日比谷線の築地駅を降りたところから始まります。駅から地上に上がるとすぐ迎えてくれるのは、東京23区内で有数の巨大な寺院・築地本願寺です。

築地本願寺は、親鸞(しんらん)を開祖とする浄土真宗の寺院で、京都にある西本願寺が直轄しています。写真や実物を見てビックリする方も多いでしょうが、築地本願寺は一般的な寺院の建築とは異なり、コンクリート製の非常にモダンなデザインであることが特徴です。

この建物は、東京都内で他にも明治神宮や靖国神社の神門、湯島天満宮にある湯島聖堂など、数多くの設計に携わって来た建築家・伊藤忠太によって昭和時代に建てられました。外国人観光客からの人気も高く、現在は日本の重要文化財にも登録されています。

築地本願寺の見どころ

ユニークな外観がとにかく目を惹く築地本願寺ですが、境内は常時開放されており、本堂内部に入ってお参りすることもできます。

実際に築地本願寺を訪れる前に、境内の見どころをチェックしておきましょう!

本堂をカメラにパシャリ

正門から中に入ると本堂が目の前にそびえています。正門から本堂の間にある広大な広場は絶好の撮影スポットですので、参拝の記念にぜひここから本堂の姿をカメラに収めておくといいでしょう。

本堂内部に入ってみよう

階段を上がって本堂の内部へ入ると、こちらも歴史を感じさせる空間が広がっていて好奇心を刺激されます。築地本願寺の本尊を安置する中央の部屋では法要などが行われており、非常に厳かな雰囲気です。心静かにお参りをしましょう。

「参拝するなら築地本願寺の御朱印も欲しい・・・!」と思う方もいるかもしれませんが、築地本願寺では御朱印の受付はしていません。その代わりに本堂で参拝記念のカードを頒布していますので、こちらをぜひいただいて帰りましょう。

参拝記念カードには、非常にありがたいお言葉が書いてあるのですが、内容は毎月異なるみたいです。機会があれば、ぜひ複数回訪れてコレクションしてみたいところですね!

ランチタイムはカフェ『Tsumugi』で

正門から見て左側にあるのは、2017年に新たに誕生したインフォメーションセンターです。こちらでは築地本願寺で行っている仏事の情報提供だけでなく、オフィシャルショップや築地本願寺の歴史を伝えるちょっとした展示スペースもあります。お寺をぐっと身近に感じられるスポットと言えるでしょう。

中でもおすすめしたいのが、センター1階にあるカフェ『Tsumugi』。「ここがお寺の境内!?」とビックリしてしまうほどおしゃれな空間で、メニューもおしゃれなものばかりです。

ショーウインドーに並んだメニューを見るだけでもお腹が空いてしまいそうです!インスタ映えもすること間違いないでしょう。ランチタイムや誰かと一息つきたい時などに、ぜひ利用してみてくださいね。

築地本願寺 詳細情報

詳細情報

料金
無料
休業日

参拝時間
6:00-16:00
住所
〒104-8435 東京都中央区築地3丁目15−1
電話
0120-792-048
アクセス
東京メトロ日比谷線「築地駅」直結
都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」から徒歩5分
駐車場

公式ホームページ

https://tsukijihongwanji.jp/

※情報は2023年1月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

築地本願寺周辺をお散歩

築地本願寺を後にしたら、もう少し築地の町を巡ってみましょう。

築地市場をたずねて

2018年に長きに渡る営業に幕を下ろし、新たに誕生した豊洲市場にバトンを渡した築地市場。「市場が終わっちゃったから、周辺のお店もなくなったのかな?」と思いがちですが、実際に訪れてみると築地の熱気は健在でした!

築地本願寺の正門を出た大通り(新大橋通り)を西にまっすぐ進んで行くと辿り着く大きな築地四丁目の交差点。ここから築地市場で取引された商品を販売する、「築地『場外』市場」のメインストリートが始まります。

鮮魚店をはじめ、通りに沿って沢山のお店がひしめき合っています。新鮮な魚の他にも築地名物の卵焼きなど買ったその場で食べられるグルメを提供するお店も多く、観光客にも大人気です。

細い通りから生まれる市場の熱気や店頭に並べられる沢山の商品、そして都内では目にする機会が減った昔ながらの懐かしい光景が広がります。築地を訪れた際は、ぜひ体感していただきたいスポットです。

地域の人々に愛される神社・波除神社

築地本願寺に比べるとあまり知られていないスポットですが、築地を訪れた際にぜひチェックしていただきたいのが「波除(なみよけ)神社」です。

波除神社は築地市場のすぐ隣にある神社で、その名の通り古くから海運安全や商売繁盛、厄除けにご利益がある神社として市場に関わる人に親しまれてきました。境内はこぢんまりとしていますが、静かでとても心癒されるスポットです。

以下、詳細情報です。

詳細情報

料金
無料
休業日

参拝時間
9:00-17:00
住所
〒104-0045 東京都中央区築地6丁目20−37
電話
03-3541-8451
アクセス
東京メトロ日比谷線「築地駅」から徒歩7分
都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」から徒歩5分
駐車場

公式ホームページ

http://www.namiyoke.or.jp/

※情報は2023年1月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

勝どき橋から隅田川を眺めてみる

築地市場を散策した後は、少し足を伸ばして勝どき橋にも行ってみましょう。勝どき橋はその名の通り、築地と勝どきを結ぶ橋です。1940年に完成し、かつては船が通るたびに橋が真ん中で開く構造を兼ね備えていました。※1980年に機械部への送電を取り止めて以降、可動部もロックされているため、現在は使われていない。

昭和時代から多くの人に愛されて来た勝どき橋ですが、劇場版の『ゴジラ』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』など、数多くの映像作品の舞台として登場しています。

また、勝どき橋からは穏やかな隅田川の風景が見えます。解体工事が進む築地市場や、わずかではありますが東京タワーなども眺めることができました。

まとめ

今回は築地エリアのお散歩ルートとして、築地本願寺や周辺のおすすめしたいスポットをご紹介しました。新たな時代へ向けて開発が進む一方で、下町的情緒も残る魅力的なエリアの築地。

長きに渡り受け継がれて来た人々の暮らしを目の当たりにすることのできる魅力的なスポットです。皆さんもお休みの日はぜひ築地へ足を運んでみてくださいね。