高知といえばあの人!幕末の志士「坂本龍馬」にまつわるスポット4選!

高知 #旅行 #歴史 #観光 #記念館
2023.03.17

「高知と言えば?」と尋ねられた時に、坂本龍馬を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。江戸時代・幕末を生きた歴史上の偉人として知られる坂本龍馬は、時代を超えて現在も多くの人々に愛される代表的な人物として挙げられます。
本記事では、坂本龍馬の生誕地である高知市内でめぐるゆかりのスポットをまとめました。龍馬ファン、幕末ファンの方必見の内容となっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

高知県の永遠のヒーロー「坂本龍馬」ってどんな人?

坂本龍馬は、1836年に土佐藩(現在の高知県高知市)で生まれました。藩のやり方に異論を唱え、26歳の時(1862年)に脱藩して高知を後にします。

脱藩は当時許される行為ではなかったため、龍馬もまた幕府に目を付けられながら日本各地を転々とする生活を送っていました。しかし、藩の後ろ盾をなくしつつも、龍馬は同時代の武士であった勝海舟や高杉晋作などと交流を深めて行きます。

1865年ごろに亀山社中(海援隊)を開業した後は海外からの武器の買い付けで利益を上げ、武器のやり取りを通して長らく犬猿の仲だった長州藩(今の山口県)と薩摩藩(今の鹿児島県)の和解(薩長同盟)にも大きく貢献しました。

大政奉還後も海援隊での活動を通して世界との通商を夢見ていた龍馬でしたが、1867年に新政府を快く思わない人々によって京都で暗殺されてしまいます。

想い半ばで亡くなった坂本龍馬。時代の先端を常に見据えた勇敢な生き様は、現在も多くの人々に愛される所以となっています。

坂本龍馬にまつわるスポット4選をご紹介!

自らの大志のために土佐を脱藩した龍馬ですが、生まれ育った高知への想いは変わらず、脱藩後も何度か家族へ会いに高知へ戻っています。本段落では坂本龍馬と関わりの深いスポットを4つまとめました。いずれも高知だからこそ巡れる貴重なスポットです。

まずはここから!大河ドラマのセットを楽しむ「幕末志社中」

2010年に放送されたNHKの大河ドラマ「龍馬伝」では主役の坂本龍馬を福山雅治さんが演じ、大きな話題を呼びました。当時撮影に使用されたセットは現在高知駅前の観光インフォメーションセンター「とさてらす」に併設されており、入場無料で見学できます。

ちなみに、入口にある「幕末志社中」の文字は「龍馬伝」のタイトルを手掛けた書道家・紫舟さんによるものです。力強い筆使いがかっこいいですね!

施設内には高知の食材を使用したちょっとしたドリンクスタンドやお土産屋さんなどもあります。セットの中には施設内で購入した商品を座っていただくことのできるスペースも。ドラマの雰囲気に浸れる素敵な空間です!

そんな「幕末志社中」は、駅からのアクセスが非常に便利なスポットとなっています。

詳細情報

料金
無料
休業日
年中無休
営業時間
8:30-18:00
住所
〒780-0056 高知県高知市北本町2丁目10−17
電話
088-879-6400 ※高知観光情報発信館とさてらす
アクセス
高知ICから車で約10分
JR高知駅南口すぐ
とさでん交通路面電車「高知駅前」下車すぐ
駐車場

公式ホームページ
https://shikoku-tourism.com/spot/13571

※情報は2023年3月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

有名な龍馬像はココ!「桂浜」

坂本龍馬ゆかりのスポットで、桂浜を挙げる方も多いのではないでしょうか。桂浜は、坂本龍馬が特に愛した場所として知られています。高知駅からバスに乗り、13キロほど南下した場所にあります。

テレビなどで紹介されることの多い巨大な坂本龍馬像も桂浜に建っています。龍馬がまっすぐに見つめる先は広大な太平洋。世界を夢見た龍馬が当時同じ景色を見て世界に想いを馳せていたことを考えると、ぐっと来るものがありますね!

天気の良い日に訪れると澄んだ青空と海の景色が楽しめる桂浜。いつ来ても心癒されるスポットですが、おすすめしたい時間帯は朝。人気も少なく、静かな波音に耳を傾けることのできる至福のひと時を楽しめます。

桂浜へのアクセスは「My遊バス」がおすすめ!

高知駅から桂浜へ向かう場合、電車が通っていないため、自動車での移動が必須となります。車をお持ちでない方は、高知市内を走る「My遊バス」の利用が便利です!

大人が1日1000円で乗り放題となるMy遊バスは、桂浜のほかにはりまや橋や四国遍路(四国八十八箇所)の1つに数えられる竹林寺なども通っており、観光に欠かせない交通手段となっています。

チケットは市内のホテルや高知駅前のインフォメーションセンターで購入できるほか、県内の店舗や施設の利用料が割引になる特典なども付いていますので、ぜひ高知旅行の際は利用してみてくださいね。

幕末の志士の軌跡を辿る「坂本龍馬記念館」

桂浜を訪れたら「坂本龍馬記念館」も必見です。坂本龍馬記念館は、1991年にオープンしましたが、2018年には新館のリニューアルもされております。

開放的な空間で幕末の歴史を辿ることのできる施設です。館内は入口から入って常設展示室と企画展示室を通り、幕末の歴史を紹介する本館を通って海の見える展望室へ続く造りとなっています。

現在坂本龍馬に関わる資料の多くが京都国立博物館に収蔵されている関係から館内の全ての展示物が実物という訳ではありませんが、複製品は撮影が許可されているため自由に写真に収めることが可能です。気になる資料を写真に収めて、旅を終えてからじっくり勉強してみるのも良いですね。

本館の「幕末広場」では、実際に触れたり写真を撮ったりして学べる展示が用意されています。体験型の展示が多いため、小学生くらいからのお子さんでも楽しめます。

龍馬にまつわるスポットとしてご紹介した桂浜ですが、記念館の展望台を利用すると高い場所からの海岸の景色を楽しむことができます。天気の良い日に眺めるパノラマは絶景なので、館内の展示と併せてぜひチェックしていただきたいスポットです。

記念館館内は広いため、じっくり見て回ることを考えると所要時間2時間ほど見積もっておくと良いでしょう。

詳細情報

料金
通常期間:大人(18歳以上):500円、団体20人以上で400円

企画展開催時:大人(18歳以上):700円、団体20人以上で560円

※高校生以下、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、高知県または高知市長寿手帳、日本博物館協会会員証、坂本龍馬倶楽部会員証、坂本龍馬知識普及大使(SK大使)カードをお持ちの方は無料
休業日
年中無休
営業時間
9:00-17:00 ※最終入館は16:30まで
住所
〒781-0262 高知県高知市浦戸城山830
電話
088-841-0001
アクセス
・車でお越しの場合

高知ICで降り「桂浜」の標示に従い、五台山道路を通り、高知新港で右折、浦戸大橋を通り「桂浜」へ。途中「龍馬記念館」の看板あり。(所要時間約26分)

高知ICで降り「高知市街」の標示に従い、鏡川大橋を通り、電車通りで左折、宇津野トンネルを抜け、海沿い桂浜花海道を通り「桂浜」へ。途中「龍馬記念館」の看板あり。(所要時間約40分)

・電車でお越しの場合

JR「高知駅」で下車。バス停「高知駅BT(バスターミナル)」からとさでん交通バス「桂浜」行きに乗車。「龍馬記念館前」で下車(所要時間約34分)徒歩約2分。

・路面電車でお越しの場合

とさでん交通バス・桂浜線をご利用ください

龍馬記念館・桂浜からの料金・・・南はりまや橋(640円)、高知駅BT(バスターミナル)(700円)、龍馬記念館からバス停「龍馬記念館前」までは徒歩約2分です
駐車場

公式ホームページ

https://ryoma-kinenkan.jp/

※情報は2023年3月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

高知市内を歩きながら訪れたい「坂本龍馬生家跡」

引用元:photo ac

坂本龍馬にゆかりのあるスポットをめぐる旅。舞台は再び高知の繁華街へ戻ってきます。はりまや橋から「とさでん(路面電車)」に乗り、高知城の方角に向かった「上町一丁目」の停留所で降りた場所に坂本龍馬の生誕地を示す石碑が建っています。

坂本龍馬は武士階級の生まれであるため、生家は高知城下にありました。実際の屋敷は現存していませんが、付近には石碑のほかに当時の屋敷の様子を再現した「龍馬の生まれたまち記念館」もあります。

高知の城下は飲食店が密集していたり、大きな商店街が形成されていたりと高知県内きっての賑やかなエリアです。観光客向けのお土産屋さんも多く、歩いているだけで楽しいエリアですので、ぜひ町中を歩いて城下の賑わいを感じてみてくださいね。

まとめ

今回は高知市内で巡る坂本龍馬ゆかりのスポットをご紹介しました。日本各地で活躍した人物であるだけに、龍馬にまつわるスポットは全国各地に残されていますが、中でも彼の生誕地である高知はファンの方なら特に訪れていただきたい聖地となっています。

龍馬のほかにもよさこいや日本一の生産量を誇る柚子、美味しい海産物と高知の魅力は盛りだくさんです。次の旅行の行先を探している方は、ぜひ高知を選んでみてはいかがでしょうか。