京都の宇治と言えば、抹茶スイーツや世界遺産の平等院、日本最古の長編小説である源氏物語の舞台として有名な京都屈指の観光地です。
そんな宇治にここ数年、続々と新しい施設やレストランなどがオープンしていることはご存じでしょうか?
本記事では、そんな宇治周辺の最新スポットとお散歩コースを紹介します。
宇治橋商店街
JR宇治駅を降りてすぐ正面に位置する宇治橋通商店街は、抹茶スイーツで有名な辻利や中村藤吉の本店、かんばやしをはじめとするお茶の老舗など約100軒以上の店で構成されています。京阪宇治駅からは宇治橋を渡って徒歩約10分かかります。入口から出口まで約800mあり、約10分で通り抜けられます。
近隣住民も利用するスーパーや、昔ながらのパン屋さんなどもあり、どこかレトロで懐かしい雰囲気が漂っています。
『源氏物語』の世界をシンボルイメージとしており、商店街の入口付近(宇治橋の西詰南側)には作者である紫式部の石像が2003年に建立されました。
名産品である宇治茶を使った食事を楽しめるレストランをはじめ、話題のレストランやフォトジェニックなスイーツを提供するカフェなどが軒を連ねていて、歩いているだけで宇治を感じられる人気スポットです。
抹茶や宇治茶はもちろん、京都の特産品も取り扱う土産屋も数多く点在している為、ショッピングも存分に楽しめます。
世界遺産である平等院から歩いて徒歩5分とアクセスも抜群ですので、観光の合間に立ち寄ることも可能です。
また、ヨーロッパを彷彿とさせるインテリアが特徴的なレストランや、マフィンをはじめとした焼き菓子で有名なお店等が集合している『中宇治yorin』という穴場スポットもあります。
美味しい料理やお菓子を求め、近隣住民だけでなく遠方から訪れる人も多いです。
インスタの投稿にピッタリな写真が撮れるお洒落スポットですので、是非立ち寄ってみてください。
商店街の入口付近には、『大阪屋マーケット』と呼ばれるスポットが存在しています。
窯焼きピザが絶品のイタリアンレストランや、本場ベトナムを訪れたような気分になれるバインミー屋などが入店しています。
ここで商品をテイクアウトし、宇治橋近くのベンチや近くの公園でゆっくりと食べるのもオススメです!
宇治川は水が綺麗なので、水面から魚や水鳥を観察しつつ、時間を忘れてぼーっと過ごせる所も魅力的です。
宇治川では鵜飼が行われているので、ウミウの飼育小屋が設置されており、中々見ることの出来ないウミウを近くで眺められます。
お茶と宇治のまち歴史公園
京阪宇治駅の北西側、徒歩約4分(JR宇治駅から徒歩約15分)とアクセス抜群の場所にある公園です。
見晴らしのよい敷地内は、名産品である宇治茶の魅力や、宇治の歴史を学べる「史跡ゾーン」と、自然が広がる「交流ゾーン」に分かれています。
「史跡ゾーン」には、石積みで作られた堤防や茶園などが再現されています。
敷地内に点在するシースルーデザインの案内ボードは、イラストを交えて宇治の歴史をわかりやすく説明していますので、是非見つけてみてください。
「交流ゾーン」には広くて美しい芝生が広がっており、ピクニックの場所としても最適です。
すぐ近くを走る京阪電車やJRも眺めることが出来、お子様連れにも最適なスポットです。
また、新型コロナウイルスの影響で開業が延期されていた新施設「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」も、2021年10月1日にオープンしました。
園内に建てられたこの施設では、宇治茶の成り立ちや宇治の歴史を映像や展示でじっくりと学ぶことができます。
宇治市民であるインストラクターから教わる茶摘みや茶道体験や抹茶づくり、お茶の飲み比べなど、宇治を楽しめる体験型プログラムも数多く用意されています。
施設内には、抹茶スイーツやにしん茶そば、湯葉うどんなど京都を感じられるメニューが取り揃えられたレストランや、オリジナルグッズの販売などを行うお店もあります。
一階に設置されている掲示板「宇治まちさんぽ」では、宇治のレストランや土産物店ほか、様々なスポットを写真付きで紹介しています。
クーポンやパンフレット等も取り揃えていますので、宇治観光のスタート地点として立ち寄ることをオススメします。
二階の展望テラスにはテーブル席もありますので、休憩も兼ねてゆっくりと過ごせます。
堤防沿いに広がる茶畑や歴史公園を一望できる美しい景色は必見です。
※交流館内ミュージアムは入館料が別途必要となります(大人600円(480円)
小人(小中高生)300円(240円)幼児無料)。
まとめ
世界遺産である平等院のイメージが強い宇治ですが、自然に癒されるお散歩コースや、年代問わず楽しめる最新スポットもあり、一日中遊ぶことが出来ます。
澄んだ空気の中、美しい宇治川を眺めながら堤防を歩くだけで日頃の疲れが吹き飛んでいきます!
観光だけでなく、運動不足解消にもぴったりな場所です。
訪れる際は、動きやすい服装で散策してみてくださいね。