宮城県の隠れ観光スポット「鹽竈(しおがま)神社」の御朱印や見どころを紹介

宮城 #御朱印 #神社 #神社巡り
2024.01.03
宮城県の隠れ観光スポット「鹽竈(しおがま)神社」の御朱印や見どころを紹介

宮城県塩竃市にある「鹽竈(しおがま)神社」は、塩竃の海が見える高台に堂々と鎮座しています。宮崎県の観光といえば南に仙台・多賀城、北には松島があるため、移動で素通りしがちですが、実は鹽竈神社にも見どころがたっぷりあるんです。

そこで今回は、志波彦神社・鹽竈神社の見どころをご紹介します。御朱印もあるので、御朱印巡りが好きな方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

鹽竈神社へ行こう!

鹽竈神社の正式名称は、志波彦神社・鹽竈神社と言います。「陸奥國一之宮」である鹽竈神社は、海上安全・国家安泰・安産守護・延命長寿と、数多くのご利益があります。

鹽竈神社の歴史

鹽竈神社の具体的な創建年数は、実は分かっていません。鹽竈神社が初めて登場したのは平安時代初期の文献ですが、その時には「鹽竈神を祭る料壱万束」と記されており、厚い祭祀料を授かっていたことが知られています。

しかし、927年に完成した全国各社を記載した「延喜式」には記載されていないんです。まるで、ミステリーのようで神秘的ですよね。

主祭神は塩土老翁神(しおつちおじのかみ)です。武士の時代になってからは鎮守府であった多賀城の北東にあったことから、鬼門を守る役割があり、多くの信仰を集めてきました。

鹽竈神社 詳細情報

詳細情報

料金
拝観無料
定休日
無休
開閉門時間
3月から10月は5時から18時まで
11月から2月は時から17時まで
住所
〒985-8510 宮城県塩竈市一森山1-1
電話
022-367-1611
アクセス
・電車
JR仙石線 本塩釜駅より表参道(表坂)の石鳥居まで徒歩約15分

・車
三陸自動車道利府中ICより車で約10分
駐車場

公式ホームページ

http://www.shiogamajinja.jp/

※情報は2023年8月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

鹽竈神社の御朱印をいただこう!

東北の地を守る陸奥國一之宮「鹽竈神社」を訪れたら、参拝の印に御朱印をいただきましょう。各社で色々な御朱印がありますが、陸奥國一之宮と記されたものも素敵です。ここからは、御朱印を拝領する場所や時間をご紹介します。

鹽竈神社の御朱印の場所や時間は?

鹽竈神社の御朱印は、鹽竈神社の境内でいただくことができます。受付時間は9時から17時までです。車でアクセスして駐車場に停めて参拝する場合は、鹽竈神社より先に志波彦神社へ向かうのがおすすめです。

御朱印は参拝してからいただくのがマナーなので、まずは志波彦神社への参拝を済ませましょう。御朱印やお守りをいただく場所は、鹽竈神社の境内、唐門をくぐった左手にあります。

鹽竈神社の御朱印の種類は?

鹽竈神社の御朱印は、志波彦神社の御朱印とあわせて見開きでいただきます。初穂料は500円です。二つの朱印の上には「陸奥國一之宮」と記されています。末社の「御釜神社」の御朱印も一緒にいただくことができ、こちらの初穂料は300円です。

鹽竈神社は御朱御朱印帳もあります

御朱印帳を持っていない方は、ぜひ鹽竈神社で御朱印帳をいただきましょう。鹽竈神社の社殿と桜が描かれたクラシカルな御朱印帳で、初穂料は1,500円です。背表紙には「志波彦神社・鹽竈神社」の文字が刻まれています。

鹽竈神社参拝の見どころをチェックしよう!

鹽竈神社といえば、長い階段の「表参道」が有名です。境内には、予想以上に華やかで伝統的な空間が広がっています。

神馬がいたり献魚台があったりと、鹽竈神社らしい見どころも満載です。ここからは、鹽竈神社の見どころをご紹介します。

参拝は「別宮」がメイン?

鹽竈神社の唐門をくぐると、正面と右手に拝殿があります。正面の社殿では厄払いの儀式が行われており、巫女さんの舞が見られることも。

正面の社殿に祀られているのは、武甕槌神(たけみかづち)と経津主神(ふつぬしのかみ)です。武甕槌神が左宮に、経津主神が右宮に祀られています。

主祭神の塩土老翁神は向かって右手にある「別宮」に、塩釜の海を背に海難から守るように祀られています。

この「別」には、特別という意味合いがあるんです。少し離れたところにあるので、忘れずに参拝するようにしてくださいね。

緑いっぱいの参道と心臓破りの階段「男坂」

徒歩で訪れると、石鳥居の次に現れるのが長い石段です。202段あると言われる階段は通称「男坂」と呼ばれ、かなりの傾斜があります。体力に自信のある方は、ぜひこちらの男坂から参拝してみてくださいね。

駐車場のちょうど真逆にあるため、駐車場から鹽竈神社へ向かうとこの長い石段は通りません。駐車場から鹽竈神社へあと一歩という階段の前に表参道へ導く案内看板があるので、表参道へと合流しましょう。

そうすると、男坂を登り終えた場所に出ます。高く深い緑に包まれ、慎ましやかな空気が漂っていますよ。

鹽竈神社の方を見上げれば、重厚な随神門があります。多くの参拝客を迎え入れてきた神秘的なオーラは圧巻です。

境内の燈籠にも注目

境内にも見どころがたくさんあります。中でも時間をかけてゆっくり見たいのが、燈籠です。1809年に九代藩主伊達周宗公によって寄進された文化燈籠で、数多くの霊獣の姿が非常に繊細に細工されています。

躍動感溢れる霊獣を、ひとつひとつ丁寧に見てみてくださいね。正面の拝殿横には、樹齢500年を超える多羅葉(タラヨウ)の木が建っています。

多羅葉の木は、春に桜のような花を咲かせることが特徴です。葉は厚く文字を書けるほどの強度があり、「葉書」の語源ともいわれています。

志波彦神社の優しい空気と絶景でリフレッシュ

志波彦神社は鹽竈神社の東側、朱塗りの鳥居をくぐって参拝します。元々は仙市岩切にあった神社で、明治天皇の命により明治7年に鹽竈神社の別宮として遷祀されました。

御祭神は志波彦大神で、農耕を生業としていた人々の守護神とされています。志波彦神社の参拝を終えて鳥居をくぐると、美しい庭園の遥か向こうに塩釜港が見えます。気持ちが落ち着き澄み渡るような感覚があるので、リフレッシュにぴったりです。

まとめ

鹽竈神社は、敷地全体が柔らかく優しい空気に包まれています。自然と疲れが癒され、「今日から新たに歩き出そう!」と思えるような場所です。しおがま様の温かいパワーをいただきに、ぜひ鹽竈神社を訪れてみてくださいね。