旅好き必見!日本三大秘境、徳島県の祖谷(いや)にあるスリル満点祖谷のかずら橋

徳島 #秘境 #自然 #観光
2023.06.16

「秘境」と聞くと、なぜか旅愁に誘われてしまう旅好きの方も多いのではないでしょうか?今回ご紹介するのは、日本三大秘境のひとつである「祖谷のかずら橋」です。

「祖谷のかずら橋」は、徳島県三好市の「祖谷(いや)」にある観光スポット。手つかずの大自然が残る祖谷には、源平合戦に敗れた平家の哀しい伝説も残されています。

さらに、「祖谷のかずら橋」では想像を絶するほどのスリリングな体験もできるんです。大自然・歴史・スリルがそろった「祖谷のかずら橋」は、旅好きの方には必見!ぜひ秘境・祖谷をチェックしてみてくださいね。

 

絶叫必至!スリル満点の「祖谷のかずら橋」

徳島県三好市の祖谷は、徳島県西部の自然豊かな山間に位置し、日本三大秘境のひとつに数えられています。そんな祖谷を代表する観光スポットが、祖谷川の上に架かる日本三奇橋のひとつ、「祖谷のかずら橋」です。

「かずら橋」が作られたことの発端は、源平合戦にあります。戦いに敗れた平家の人々は命懸けで祖谷に落ち延びましたが、いつ源氏の追っ手が来るかわかりませんでした。

そこで、いつでも逃れられるように切り落としやすい「かずら」で橋を作ったんです。このことから「かずら橋」という名前は、この橋が「かずら」という植物を編んで作られたことに由来しているといわれています。

秘境だけあってアクセスはなかなか容易ではありませんが、訪れる価値のある観光スポットです。

「祖谷のかずら橋」に向かうには「かずら橋夢舞台」を経由

「かずら橋」に向かうためには、「かずら橋夢舞台」という観光施設を経由します。ここでは祖谷の特産品や徳島県のお土産品のみならず、四国全域のお土産品を買うことが可能です。

レストランも併設されており、ここで食事をすることもできます。こちらでぜひ試していただきたいのが、この地で昔から食べられている「祖谷そば」です。特徴的な太く短めの麺がそば本来の奥深さを感じさせてくれるので、ついつい病みつきになってしまいます。

かずら橋夢舞台 詳細情報

詳細情報

定休日
無休
営業時間
4月~11月 AM9:00~PM18:00
12月~3月 AM9:00~PM17:00
※食堂「かずら橋亭」 10時~15時
住所
〒778-0102
徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1
電話
0883-87-2200
アクセス
井川・池田ICから国道32号(高知方面)→県道45号→県道32号→市道。
総行程 約50km (約60分 )
駐車場
大型バス:1,570円
中型バス:1,050円
普通車・軽:500円
二輪車:210円
公式ホームページ

https://miyoshi-tourism.jp/spot/kazurabashiyumebutai/

※情報は2023年6月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

いざ、「祖谷のかずら橋」へ

それではさっそく「かずら橋」の手前でチケットを購入し、「祖谷のかずら橋」に向かいます。チケットを購入していると、「いやぁぁぁ!!」という悲鳴が聞こえてきました…。

これが「祖谷(いや)」にかけたジョークではなく本気の悲鳴だったということを、この後すぐに思い知らされたのです。

道なりに歩いていくと、いよいよ眼下に「祖谷のかずら橋」が見えてきます。緑豊かな祖谷渓谷に、エメラルドグリーンの祖谷川。

そして、「かずら橋」。「秘境」と呼ぶのに相応しい風情ある光景です。

絶叫マシンよりもスリリングな「祖谷のかずら橋」

さあ、いよいよ「祖谷のかずら橋」を渡る準備が整いました。足元に目を向けると、かなり隙間が空いていることに気づきます。隙間といっても大人の足の大きさよりは狭いので落ちることはないですが、爪先やかかとがはまったらかなりの恐怖体験になるでしょう。

隙間からは橋の約14m下を流れる祖谷川の流れが見えるので、さらに恐怖心が植えつけられます。実際に橋を渡る手前で、リタイアしてしまう方も少なくないのだとか。

筆者の場合はしっかりと手すりに掴まりながら、おそるおそる1歩ずつ進んで行きました。

周りを見ても、私と同じように渡っている方ばかり。全長45mの吊り橋の揺れも相まって、ある意味、絶叫マシンよりもスリリングでした。

スリル満点な「祖谷のかずら橋」ですが、もし余裕があれば周りの景色を見渡してみてください。自然と調和した美しい景観は、まさに絶景です。

祖谷のかずら橋 詳細情報

詳細情報

料金
※電子決済 PayPay利用可能になりました。
大 人 : 550円
小学生 : 350円
幼 児 : 無料

*団体割引(20名以上 小学生も含む)
大 人 : 500円
小学生 : 320円

*障がい者割引(障がい者手帳・療育手帳を提示)
大 人 : 270円
小学生 : 170円
(介護者1名も同等の割引を適用)
定休日
無休
※雨天営業。ただし、大雨警報発令などで臨時休業することがあります。
営業時間
4月~6月:8:00~18:00
7月・8月:7:30~18:30
9月~3月:8:00~17:00
所在地
三好市西祖谷山村善徳162-2
電話
0883-76-0877
アクセス
・バス
JR大歩危駅より四国交通バス(かずら橋又は久保行き)→かずら橋バス停、若しくはかずら橋夢舞台バス停下車→徒歩5分

・車
井川池田IC→国道32号(高知方面)→県道45号→県道32号→市道→(全行程:車で約1時間)
駐車場
かずら橋夢舞台(市営駐車場)
公式ホームページ
https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/

※情報は2023年6月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

「祖谷のかずら橋」の後に訪れたい「琵琶の滝」

近隣の観光スポット「琵琶の滝」は川遊びにぴったり

せっかく「祖谷のかずら橋」まで来たなら、その近隣の観光スポット「琵琶の滝」にも訪れてみてください。ここでは、かつて平家の落人たちが古都での生活をしのびながら琵琶を奏でていたという、哀しい言い伝えがあるんです。

そんな「琵琶の滝」は、「かずら橋」から50mほどの場所にあります。落差約40mとそれほど規模の大きい滝ではないのですが、とても美しい滝です。

石階段から川辺に降りると、川遊びができるようになっています。景色を楽しみながら遊べるので、ぜひ夏場などの暑い時期に訪れてみてください。

琵琶の滝 詳細情報

詳細情報

所在地
三好市西祖谷山村善徳
アクセス
井川池田IC→国道32号(高知方面)→県道45号→県道32号→市道→(全行程:車で約1時間) JR大歩危駅より四国交通バス(かずら橋又は久保行き)→かずら橋バス停下車→徒歩5分
駐車場
かずら橋夢舞台(市営駐車場)
※他にも近隣に駐車場あり
公式ホームページ
https://miyoshi-tourism.jp/spot/biwawaterfall/

※情報は2023年6月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

まとめ

今回は、日本三大秘境のひとつ、徳島県三好市祖谷にある「祖谷のかずら橋」と、その近隣の観光スポットについて紹介しました。「秘境」と呼ぶのにぴったりの美しい自然から、源平合戦に敗れた平家の人々の歴史、さらには「祖谷のかずら橋」を渡るときのスリルまで楽しめます。

大自然・歴史・スリルがそろった祖谷の観光スポットは、なかなか忘れられない旅の思い出になること間違いなし!多くの方にとって魅力的な場所に、ぜひ皆さんも一度訪れてみてくださいね。