2023年春 朝ドラ「らんまん」のモデルにも!五台山の観光地「高知県立牧野植物園」と「竹林寺」

高知 #パワースポット #博物館 #受験祈願 #朝ドラ #聖地巡礼 #自然
2023.04.01

高知市の市街地の東に、「五台山」という山があります。
高知市街と遠くの山々が一望でき、夜になれば美しい夜景も拝めることから、デートスポットや観光地としても人気を集めています。

そんな「五台山」にあるのが、牧野富太郎(まきのとみたろう)博士の業績を顕彰する「高知県立牧野植物園」。

牧野博士をモデルとした朝ドラ「らんまん」が、今年2023年春から神木隆之介さんの主演で放送されるとあり、話題のスポットとなっています。

この記事では「高知県立牧野植物園」と、五台山の二大観光スポットのもう一つ、「竹林寺」についてご紹介します。ぜひセットで訪れてみてくださいね。

これを読むと何が分かる?

  • 四国霊場第三十一番札所の「竹林寺」について
  • 花々と草木の楽園、「高知県立牧野植物園」について

だれにおすすめ?

  • 高知県への旅行を計画中の方
  • 高知県でおすすめのデートスポットをお探しの方
  • 朝ドラ「らんまん」ファンの方
  • 自然や植物が好きな方
  • 寺社仏閣が好きな方

緑あふれる憩いの空間、「高知県立牧野植物園」へ

まずは竹林寺のすぐ先にある「高知県立牧野植物園」へ行ってみましょう。

ここは、高知県佐川町出身の植物学者で、「日本の植物分類学の父」と呼ばれている牧野富太郎博士の偉業を讃え、後世に継ぐために作られた植物園です。
この植物園には、約3000種類という植物が植えられており、五台山の自然と調和しながら、四季折々の表情を見せています。

高知県立牧野植物園 基本情報

入園料
一般730円 (高校生以下無料)
団体630円 (20名以上)
年間入園券2,930円(1年間有効のフリーパス)

開園時間
9:00~17:00
(最終入園16:30)

休園日
年末年始 12/27~1/1
メンテナンス休園 2023/1/30、5/30、10/30、11/27、
2024/1/29

アクセス
高知自動車道「高知IC」から約20分、バスを利用する場合はJR高知駅から「MY遊バス」で26分

駐車場
無料駐車場あり

※情報は2023年2月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。

歩いているだけで楽しい植物園

園内に入ると、さまざまな植物が織り成すグリーンの世界が広がります。
植物にはあまり詳しくなくても、その美しい世界観に、気づいたら目が奪われてしまうはず。
同時に、この先にはどんな植物があるのか、わくわくして心が躍り出します。

園内に入って少し歩いたところにある「ふむふむ広場」。
ここでは、植物の匂いを嗅いだり、触ったりして、植物を五感で感じることができます。
私もいろいろな植物の匂いを嗅いで、それぞれの植物に異なる香りがあることを改めて実感しました。

ここは2019年にオープンした「こんこん山広場」。色とりどりの花が咲き乱れる広場です。

眼下には高知市の街並みが見渡せ、とっても風光明媚。暖かい季節にはピクニックにもおすすめのスポットです。

牧野富太郎博士の偉業や植物について学ぶ

植物園のほぼ中央に位置する牧野富太郎博士の像です。

植物を採集に行く際は、いつもカッターシャツに蝶ネクタイというファッションに身を包んでいたという牧野博士。
それは、彼にとって、植物採集は愛しい人に会いに行くのと同じだったからなのだそう。
どれだけ彼が植物を愛していたかを物語るエピソードですね。

こちらの「牧野富太郎記念館」では、牧野博士の生涯や研究成果などが展示されています。若い頃から植物一筋で、さまざまな困難を乗り越えて偉業を成し遂げた牧野博士の姿に、思わず胸が熱くなってしまいました。

四国88か所のひとつ、 「竹林寺」へ

牧野植物園からすぐ近く、五台山に来たら合わせて行きたいのが、高知県高知市五台山にある、四国八十八箇所霊場第三十一番札所の「竹林寺」。

「四国八十八箇所霊場」とは、四国にある88か所の弘法大師にゆかりのあるお寺の総称です。
この88か所のお寺を巡ることを「四国遍路(へんろ)」といい、これをお遍路をする人のことを「お遍路さん」と言います。

「お遍路さん」にもさまざまなスタイルがありますが、徒歩や自転車で巡るような本格的な「お遍路さん」は、「白衣(びゃくえ)」と呼ばれる白い衣装に身を包み、笠をかぶり、金剛杖を持っているのが一般的。

近年では海外からの「お遍路さん」も増えており、「竹林寺」では国内外の「お遍路さん」に出逢うことができます。

五台山 竹林寺 基本情報

住所
〒781-8125
高知県高知市五台山3577

ご参拝・拝観時間
[境内ご参拝]8:00~17:00
[名勝庭園・宝物館]8:30~17:00

拝観料
大人 400円(320円)
高校生 200円(160円)
中学生 150円(120円)
小学生 100円(80円)
※( )内は20名様以上の団体、並びにMy遊バスご利用の方の割引料金
※未就学児は無料

定休日
なし

駐車場
100台(無料)

※情報は2023年2月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。

本堂を参拝しておみくじをひく

竹林寺仁王門をくぐり、長い階段を上った先に現れる「竹林寺」の本堂。
寛永22年(1644年)、土佐二代藩主・山内忠義(やまうちただよし)公によって造営され、現在は国重要文化財に指定されています。

「三人寄れば文殊の知恵」という諺をご存知でしょうか?
この諺の由来にもなっている知恵(智恵)を司る神様、「文殊菩薩」がここに祀られているのです。
そのため、受験のシーズンにもなると、多くの学生さんがここを訪れます。
受験のような試験はなくても、人生を生き抜くには、様々な智恵が必要になります。私も智恵を授かれるよう、お祈りをしておきました。

本堂の脇では、お札やお守り、おみくじなどを購入できるようになっています。
せっかく来たので、おみくじを引いてみました。

こちらは女みくじですが、男性用の男みくじもあります。
すると、なんと大吉!
「大吉なんて引くの、何年ぶりだろう…。」と、思わず笑みがこぼれてしまいました。

五重塔とその他のみどころ

「竹林寺」のシンボル的な存在でもある五重塔。
かつては三重塔がありましたが、明治32年(1899年)の台風により倒壊し、昭和55年(1980年)に五重塔として復興しました。
鎌倉時代初期の建築様式で、高さは31メートル。五重塔の朱色に、周りの樹々の緑、そして空の青が、とても美しいコントラストになっています。

なお、塔内には 大日如来(だいにちにょらい)という神様が祀られています。

こちらは「ブッダドーム」。お釈迦様がお説法をされているときの像で、インドで造られ、はるばる高知までやってきたのだそうです。

ほかにも、小さいお子さんの健やかな成長を願う「子安地蔵尊」や、商売繁盛を願う「稲荷明神」など、さまざまなご利益のある神様がいらっしゃいました。

まとめ

「五台山」の観光スポットとして、「高知県立牧野植物園」と「竹林寺」についてご紹介しました。
春からの「らんまん」放送に合わせて、日本の植物学の父 牧野富太郎と、彼が愛した美しい植物たちに会いに行ってみるのも良いでしょう。

さまざまな植物や牧野博士の偉業に触れられる「高知県立牧野植物園」と、厳粛な風格の漂う「竹林寺」。ぜひセットで訪れてみてくださいね。
きっと、多くの「気づき」が得られるはずです。