全国に約4万社あまりある八幡宮の総本社である大分県の宇佐神宮。
日本三大八幡宮という由緒ある神社で、全国からだけでなく海外からの訪問者も絶えません。
今回は、日本を代表する宇佐神宮をくわしく詳しく解説するとともに、宇佐神宮の見どころやパワースポットもをご紹介します。
目次
全国八幡宮の総本社・宇佐神宮のみどころ
八幡総本宮である宇佐神宮は、神亀2年に創建されました。
大変由緒ある神社で、毎年150万人以上の来場者がおり、大分県民はもちろん、県外・国外からも訪れています。
国宝や国の重要文化財といった貴重な建物がいくつも所在しており、見どころが多い宇佐神宮ですが、とくにおすすめの見どころ3選をご紹介します。
見どころ①国宝・本殿
宇佐神宮の本殿には、「一之御殿」「ニ之御殿」「三之御殿」と3つの御殿があり、それぞれ祭神は「八幡大神」「比売大神」「神功皇后」です。
3つの御殿は横並びに並んでいて、日本古来の檜皮葺(ひわだぶき)の屋根や、白壁に朱漆柱といった古き良き建物が魅力です。
こちらの本殿を横から見ると「M」という文字に見えるのですが、これが日本古来の「八幡造り」です。
この古来から伝わる神社建築は貴重であり、その繊細なつくりから国宝に選ばれています。
存在感のある本殿は、宇佐神宮の見どころNO.1でしょう!
ぜひゆっくり拝観してみてくださいね。
見どころ②国指定重要文化財 若宮神社
宇佐神宮の上宮参道入り口から階段を登り、右に行くと、下宮に繋がる道のところに「若宮神社」があります。
852(仁寿2)年に創建された歴史ある神社で、国の指定重要文化財にも選ばれています。
ご祭祀は、大鷦鷯命(おおささぎのみこと)・大葉枝皇子(おおばえのみこ)・小葉枝皇子(こばえのみこ)・隼総皇子(はやぶさわけのみこ)・雌鳥皇女(めどりのみこ)の5人の神とされています。
除災難・厄難の神がいることでも有名ですので、全部を回る時間がないという方も、本殿手前にありますので、ぜひ若宮神社前では立ち止まってみてくださいね。
見どころ③県指定重要文化財 西大門
上宮参道の階段をのぼり、若宮神社を過ぎた先にある鳥居の奥にあるのが「西大門」です。
本殿に行く前にある門で、文禄1592年に改築され、その細やかさと色彩豊かな色使いは目を引きます。
とても美しく、本殿と並ぶんで宇佐神宮を象徴する建物と言われているほど。
県指定重要文化財にも選ばれていますので、しっかりチェックしてみてくださいね。
宇佐神宮内にあるパワースポット
宇佐神宮自体が、絶大なパワーをもつパワースポットと言われていますが、その中でもまた「願いごとが叶う」と言われてる場所や「ご利益がある」と言われている場所もあります。
それが「大楠の木」と「夫婦石」と「願掛け地蔵」です。
ひとつずつ詳しい場所もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
ご神木・大楠の木
本殿(三之御殿)前にひときわ目立つ一本の木。こちらが宇佐神宮のご神木、「大楠の木」です。
なんと推定樹齢は、800年なんだそう!
このご神木を触りながら1周するとご利益があると言われています。
あのEXILEのUSAさんもこのご神木にアルバムのミニオンセラーを祈願したそうです!
ぜひ試してみてくださいね。
夫婦石
こちらが夫婦円満や良縁のご利益があると言われている「夫婦石」です。
上宮参道の階段を登り、右手に若宮神社のある階段をのぼりきる1歩手前にあります。
比較的大きな石ですので、場所がわかると見逃さないでしょう。
ただし、知らない人も多いのかスルーしていく人も多いので、ぜひ見流さないように歩いてくださいね。
願掛け地蔵
こちらが第3のパワースポットです。
「この先何かあるの?」と思ってしまうほど静かな場所にひっそりと佇む「願掛け地蔵」です。
以前は、案内の看板は出ていませんでしたが、現在は、「呉橋」の手前に案内が出ています。
上宮と下宮の参拝が終わり、御朱印所から西参道方面に歩いていくと、呉橋に到着します。
その呉橋を正面にすると、左に進み100mほど歩いた先にあります。
誰にも見られずにお願いごとをすると一生に一度だけ願いを叶えてくれるという言い伝えがありますので、ぜひ人気(ひとけ)がない時に訪れてくださいね!
宇佐神宮の祈願グッズと御朱印
お守り
こちらは、宇佐神宮のお守り、「幸せ夢叶う御守」です。
宇佐神宮は開運や良縁、夢が叶う神社として有名です。
お守りは西大門から上宮本殿に行く手前にて販売。
下宮でも販売されていますが、量や種類が多いのは、上宮の方です。
本格的なお守りから可愛いお守りまでありますので、上宮本殿にて参拝後、ゆっくり選んでみてはいかがでしょうか。
御朱印
こちらが宇佐神宮の御朱印です。
御朱印は、手水舎の前の「御朱印所」でもらえます。
御朱印を預けて上宮・下宮へと進み、参拝が終わったら受け取りにいきましょう。
御朱印を集めている方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
表参道商店街
宇佐飴
宇佐神宮の名物といえば「宇佐飴」です。
宇佐神宮にはかかせない名物であるため、地元ではその伝統文化を引き継ぐ活動もされているそうです。
味は、ほんのり自然の甘さが特徴で、食感は飴というよりキャラメルに近く少し柔らかく、素朴で優しい味がします。
ぜひここでしか買えない貴重な宇佐飴を食べてみてくださいね!
食事
表参道商店街には、宇佐神宮ゆかりのお土産や宇佐の名産品などが売られているお土産ショップやお食事処が軒を連ねています。
その中のひとつ、「お食事処 観光館 文福」では、大分名物のとり天や宇佐名物の宇佐のからあげなどを頂くことができます。
写真は、宇佐名物のどじょう天(680円税込)で、珍しい食べ物ということでお店でも大人気なんだとか!
ぜひ宇佐神宮に訪れたら、宇佐名物のからあげやどじょう天をご賞味ください。
住所
宇佐市大字南宇佐2224-1
電話
0978-37-0125
営業時間
10:00~16:00(L.O 15:00)
定休日
不定休
URL
https://happy.ap.teacup.com/bunpuku
※情報は2022年6月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。
まとめ
今回は、全国的にも有名な宇佐神宮の見どころや宇佐神宮内にあるパワースポットについてご紹介しました。
日本だけでなく海外からも訪問客が絶えない宇佐神宮は、わざわざ行く価値ありの由緒正しき神社です。
国宝の本殿や国指定の重要文化財などが複数あり、見どころも多いため、ぜひ次の大分旅行の際は宇佐神宮まで足を運んでみてはいかがでしょうか。