【大分県・国東半島】観光するならここ!絶対はずせないおすすめスポットを巡る旅

大分 #パワースポット # #神社 #神社巡り #重要文化財
2022.07.02

大分県の北東部に位置する国東市は、「仏の里」と呼ばれており、お寺や磨崖仏、石仏などが点在する仏教文化の町です。

六郷満山(ろくごうまんざん)による、神道と仏教の同化を示す文化が根強く、約1300年続く歴史が今もなお国東半島の地に色濃く残っています。

国東半島は、仏教の信仰が深い人たちが訪れる印象がありますが、緑豊かな地域から日本夕陽百選にも選ばれている真玉海岸などもあり、若者にも人気がある地域です。

大分県の人気観光地である別府や湯布院からは少し離れていますが、空港からは近いので、ぜひ訪れてみてくださいね。

豊後高田市のおすすめスポット

国東半島の六郷のうちの一つである豊後高田市は、国の天然指定物に選ばれているお寺や日本一の磨崖仏があるなど、仏教との関わりが大変多い地域です。

海沿いのエリアから山川まで様々なおすすめスポットがありますが、今回は、その中でも特におすすめの3つの観光スポットをご紹介します。

熊野磨崖仏

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)は、国内でも最古で最大級の磨崖仏といわれています。
ここには、平安時代の末期に作られたと言われている「大日如来(だいにちにょらい)」と「不動明王(ふどうみょうおう)」の磨崖仏があります。
これらは、国の重要文化財に指定されており、六郷満山の中でも代表的なスポットとなっています。

こちらの鳥居は、熊野磨崖仏がある所まで続く石段です。
澄みきった空気と石段は、どこか趣きある雰囲気。

石段は約100段もあり、その昔に鬼が積み上げたとの言い伝えがあります。
ゴツゴツと自然に並べられた石段は、歩きにくさも感じますが、鬼が並べたとか考えるとなんだかほっこり。
とはいっても、転ぶと危ないので、歩きやすい靴で訪れてくださいね!

富貴寺

六郷満山の一部であり、国の重要文化財である「富貴寺(ふきじ)」。
こちらは平安時代に宇佐神宮大宮司の宇佐氏によって創建された由緒あるお寺です。
春夏秋冬、いつ訪れても美しく佇む阿弥陀堂は、日本三大阿弥陀堂にも指定され、国宝にもなっています。

こちらは富貴寺の阿弥陀堂ですが、とても古風で存在感のある印象。
それもそのはず、九州にある建築物の中で最古の建物なんだとか!

阿弥陀堂は現存する九州最古の木造建築物であり、国宝に指定されています。
本尊である阿弥陀如来像の後ろには、極楽浄土をモチーフにした壁画があり、極楽往生を思い描いたかつての宇佐神宮大宮司の宇佐氏の思いが表現されています。

現在は壁画は色あせていますが、かつては色彩豊かな壁画だったと言われています。
九州最古の建築物ということを考えると色あせている壁画も魅力。
訪れる際は、ぜひ壁画にも注目してみてくださいね。

昭和の町

昭和の香りが漂い「懐かしいね」という声が、あちらこちらから聞こえてくる豊後高田市の昭和の町・中心部。
商店街の全体が昭和っぽい雰囲気で統一されており、どこを見てもまるで昭和な感じが魅力。
レトロな雰囲気が人気の商店街です。

こちらのバスは、無料で運行されているボンネットバスです。
レトロな雰囲気がとっても可愛くて、さらに無料ということで観光客にも地元の人にも大人気!

昭和の町商店街や、商店街近くの川沿いを15分ほど周遊します。
土曜・日曜・祝日に運行していて、平日の運行はありません。
運行予定表はホームページを参考にしてくださいね。

国東市のおすすめスポット

国東市は、由緒あるお寺や修行道などが多くあり、信仰深い人々が数多く訪れる場所です。
ゆったりとした時間と澄み切った空気感が「国東ならでは」という人もいるほど心が穏やかになる地域です。

今回は数多くあるお寺の中でも、特に有名なお寺を2つご紹介します。

両子寺

国東半島の中心地に位置する両子寺(ふたごじ)は、国東半島に点在する六郷満山の総寺院です。

シンボルは、国東半島最大の仁王石像。
両子寺の参道入り口に2体左右に、参拝者を出迎えるように立っています。
仁王石像は、両子寺の本尊・阿弥陀如来(大講堂)を守るために造られたといわれています。

大講堂のほか、「護摩堂」には本尊・不動明王が祀られ、「奥の院」には、本尊・十一面千手千眼観音と両所大権現が祀られています。
厄除けや安産のご利益・信仰があり、毎年多くの人が参拝に訪れています。

両子寺では、座禅体験や写経体験などのプチ修行プランも用意されていますので、ぜひ気になる方は体験してみてくださいね!

文殊仙寺

大分空港から車で約30分の場所に位置する文殊仙寺(もんじゅせんじ)。
日本の三大文殊の一つとして今もなお信仰が厚く、毎年多くの人が訪れています。

文殊仙寺は1306年もの歴史がある寺院で、その長い歴史を受け継ぎ、国東半島独協満山の中でも唯一の古刹霊地として知られています。
山奥にある寺院なだけに、厳かな雰囲気により一層の趣を感じます。

「三人寄れば文殊の知恵」で有名な文殊菩薩が祀られており、学業成就や合格祈願、キャリアアップなどのご利益があるんだとか。
また文殊菩薩は、大吉祥菩薩とも云われていることから、良縁成就や商売繁盛、安産祈願などの参拝者も多く訪れるそうです。

周辺の自然林などに溶け込み、眩さを感じるお寺にぜひ足を運んでみてください。

国東のおすすめグルメ

ぐるっと国東市を観光するとお腹が空きますよね。
せっかく国東市を訪れたなら、国東名物を食べたいという方や、大分名物が食べたいという方もいるでしょう。
そんな時におすすめなお店をご紹介します!

両子河原座

両子寺から車で1分ほどのところにある両子河原座。
国東名物のそばや大分名物のとり天など地産地消のメニューがあり、観光の合間のランチにぴったりのお店です。
また地元の名産品なども販売しているので、お土産選びにもおすすめです。

こちらは平日のおすすめランチメニュー「天丼そばランチ(1,000円)」です。
平日のおすすめランチには、コーヒーまでついていてお得です。

名水を使ったお蕎麦は、とても美味しく、天丼も出来立てがサクサクっとしていて、その味にも大満足間違いなし!
ぜひ両子寺まで訪れたら立ち寄ってみてくださいね。

※取材時点での情報です。最新情報はホームページをご参照ください。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、国東半島の豊後高田市と国東市にある「仏の里」と呼ばれるルーツを探り、「ここは外せない!」と思うおすすめの観光スポットをご紹介しました。

六郷満山の文化は、約1800年もの歴史があり、見どころがたくさん!
眩い雰囲気と神聖な空気の仏の里をぜひ探訪してみてくださいね。