大自然が楽しめる富良野!秋の南富良野で自転車を走らせてきました!

北海道 #インスタ映え #自転車旅
2021.10.01

富良野というと、何を想像するでしょうか。富良野のメロンやラベンダーは有名です。
しかし今回あえて行ったのは9月。メロンもラベンダーも全く時期外れです。
実は、秋の富良野もおすすめ旅行シーズンなのです!

今回は秋の富良野を楽しむ旅の体験談をご紹介していきます。

北海道の中心地「富良野」

大自然を楽しむなら富良野

富良野は北海道の中央部に大きく広がるエリアです。
平地がなだらかに広がり、農業や酪農がさかんな土地として有名。
観光地としては、ファーム富田のラベンダー畑などが非常に人気です。

さらに、北の国からのロケ地でもある富良野。
ファンの聖地ということで、ロケ地を使った町おこしもしています。

いずれにしても、首都圏では味わうことのできないようなスケールの大自然を楽しめるのが富良野の特徴です。

札幌から車で約2時間半

富良野は、札幌から車で約2時間半の場所に位置します。
北海道は観光地から観光地までの移動がとにかく長いのが特徴です。

行く際にはレンタカーを借りるなどして車を確保するのがおススメ。
とはいいつつ私の場合、今回は車なしの旅だったので、札幌から電車を乗り継いで南富良野の駅に到着しました。
これが意外と大変だったので本当に車がおススメです。

秋の富良野旅行もおすすめ

さて、なぜ秋に富良野へ行ったのかというと理由は2つあります。
1つは天気が安定していること。
自然を楽しむにあたって、天気が崩れると楽しみも半減してしまいます。
9月の富良野はカラッと晴れており、雨も少なく気温も昼間は20度前後と非常に過ごしやすいのが特徴なのです。

2つめは宿が安いこと。
9月は富良野の観光事情でいえばおそらく閑散期です。ラベンダーのシーズンが終わり、メロンも終盤に差し掛かります。
そのため宿はどこも予約がとりやすく、価格も抑えられるのです。

宿はゲストハウス

ゲストハウス夕茜舎(あかねやど)に宿泊

今回は旅先で人に触れることをテーマとし、ゲストハウスに宿泊しました。
名前は「夕茜舎(あかねやど)」さん。

夜遅くにやっとハイヤーで到着したときも、オーナーさんは快く出迎えてくれました。
ロビーには卓を囲みながら、ツーリストの方が談笑。
お部屋は4つベッドがあり、私と友人、その他には中国の学生さんが1人いました。
アットホームで「遠い地に来た‼」という感覚が味わえます。

景観の良いロケーション

夕茜舎にはテラスがあります。
小高い丘の上に立っている夕茜舎は、見晴らしも抜群で朝は本当に爽快です。
ロビーにおいてあるコーヒーを飲んでゆったり。

夜にはちょっと外に出れば満点の星空が見えます。
あいにくスマホのカメラで星が撮影できませんでしたが、肉眼だと見渡す限りの星が光って見えます。
ちなみに夜間に外出するときなどは懐中電灯を宿で貸し出してくれました。

富良野の自転車観光

レンタルサイクルの会社と宿が提携

今回は身体で自然を感じるため、富良野の観光はなんと全て自転車で制覇します。
宿の人にも若干心配されましたが、提携しているレンタルサイクルの会社に電話していただき、宿まで持ってきてもらって自転車をゲット!
坂があるので電動自転車の充電マックスにしたものを借りました。

返却場所は南富良野の駅に17時半、といったように約束し、そこまで迎えに来てもらいます。
充電が途中で切れた時も電話すれば来てくれるのだとか。

総距離50キロ以上の旅スタート!

レンタルサイクルの方が心配していたのは気温でした。
出発は早朝で、気温は10度以下。
北海道の気候になれない方が多いからと、親切に防寒用の軍手を貸してくれました。
そして行きたい場所を聞いて、経路までアドバイスしてくれました。
富良野の人は全員優しかったです。

そしていよいよ総距離50キロ以上の自転車旅が始まります!

富良野オルゴール堂

数百種類ものオルゴールが展示

最初にたどり着いたのは富良野のオルゴール堂。夕茜舎からは10キロ程度の場所に位置します。
オルゴール堂は北海道内に富良野以外にも店舗を構えているチェーンのオルゴール専門店です。

ちなみに入場は無料。見学して出るのもOKです。
店内はなんともアンティークでレトロな雰囲気が満載。非常にお洒落な空間です。

幅広い曲に対応

オルゴールの中に仕込む音源のみを別売りしているものもありました。有名曲がずらっとならんでいます。

知っている曲でも、オルゴールバージョンになるとサウンドが一変。
なんだか哀愁漂う優しい雰囲気に変わり、より味わい深くなります。
自分の好きな一曲をこだわって探してみるのもいいかもしれません。

自ら製作体験をすることも可能

富良野オルゴール堂では、オルゴールの制作体験も出来ます。
専用のキットを使い、お店の人が丁寧に作り方を教えてくれるのです。
そうして出来上がるのは世界に1つだけのオルゴール。記念やプレゼントにもってこいのアイテムですね。

今回は時間の関係で体験まで出来ませんでしたが、次来た時には是非やってみたい体験としてメモしておきます!

麓郷展望台

富良野の大自然を一望

富良野オルゴール堂から2キロほど離れた先には麓郷(ろくごう)展望台があります。
ここは一面の花畑を丘の上から楽しめる展望台です。

7月ならいっぱいのラベンダーが楽しめるスポットとして有名ですが、9月は9月で色とりどりの花が満開です!
丘の上からの見晴らしが非常に良く、秋晴れの空とのコントラストも何とも言えません。

レインボーロードの眺めは開放感抜群!

この広い丘の一番のおすすめスポットは、「レインボーロード」と呼ばれる花畑です。
レインボーロードは様々なカラーの花が直線に並び、虹のように植えられている花壇です。
9月でもレインボーロードは健在で、オレンジや赤、黄色の様々な色の花が見事に咲いていました。

ちなみに他の観光客の方はほとんどおらず、貸し切り状態!大自然を独り占めできました。

アンパンマンショップも併設

ちなみにこの麓郷展望台は、アンパンマンショップを併設しています。お子さん連れの家族にもおすすめです。

また、その付近にはラベンダーを使ったジャムなどを制作するギフトショップなどもあります。
試食も出来たのでおいしかったジャムをついついたくさん買い過ぎてしまいました。

ニングルテラス

ハンドクラフトのお店が連なるテラス

麓郷展望台から一生懸命自転車を漕いで20キロ。最後のスポットはニングルテラスです。
富良野プリンスホテルの隣に位置するニングルテラスは、ハンドクラフトやハンドメイドのお店が立ち並ぶウッドテラスです。

森と一体化したような見た目が非常にお洒落で、どのお店も意匠を凝らした珍しい作品をたくさん販売しています。

ニングルは森の妖精

ニングルとは、アイヌ語で「森の妖精」を意味します。
ニングルテラスも、妖精が飛び出してきそうな雰囲気が満載です。

私が訪れた時期には若干枯れ葉が舞い始める時期でしたが、落ち葉をハート形に集めたアートなども見られ芸の細かさを感じました。

なんでもこれはニングルの仕業なんだとか。
そんな茶目っ気満載の妖精に会ってみたいものです。

夜にはライトアップが綺麗

ニングルテラスは、日が落ちてくるとライトアップを始めます。
テラスの道に沿って、小さな電球がピカピカと光りだす様は本当に幻想的です。
まるで森に無数のホタルがいるかのような美しさ。

若干日も短くなり始める9月には、早い時間からライトアップが始まります。
今回の旅は時間がおせおせでしたが、なんとかライトアップを見てから帰ることができました。

まとめ

富良野の自転車旅についてご紹介しました。
実はこの他にも食事等で立ち寄った場所がありますが、メインの観光名所としてはご紹介した3箇所がおすすめです。
秋は人も少なく景色も綺麗、そして天候にも恵まれやすいので是非行ってみて下さいね。