別府温泉だけじゃない!別府観光の定番「別府地獄めぐり」をご紹介

大分 #別府地獄めぐり #温泉 #露天風呂
2022.03.15

大分県別府市は、別府温泉で知られるように日本有数の温泉地です。

別府温泉を満喫するのはもちろんですが、別府には地獄と言われる高温の温泉があり、様々な鮮やかな色の湯の池を見ることができます。
また、温泉を使ったグルメも多く、温泉卵や温泉まんじゅうが有名です。

本記事では、そんな別府地獄を紹介していきます。

別府地獄めぐりとは

別府は、昔から温泉地として知られていました。中でも別府地獄めぐりは、別府の中でも鉄輪(かんなわ)・亀川という地域を巡ります。
この地域は昔、噴気・熱泥・熱湯などが噴出していて地獄に見えたということから、地獄地帯と呼ばれていました。

地獄には多くの種類がありますが、今回は共通観覧券で入場できる7ヶ所の地獄(海・血の池・龍巻・白池・鬼石坊主・鬼山・かまど)と山地獄を紹介します。

また、共通観覧券は、どの地獄からでも購入できます。それぞれの地獄の入場料金やアクセスなどは、下記ページを参考にしてください。

http://www.beppu-jigoku.com/fee/index.html

海地獄

海地獄は、別府に多くある地獄のなかでも最大規模の地獄です。美しいコバルトブルー色の地獄が特徴です。

園内では、温泉熱を利用して南米のアマゾン産のオオオニバスやスイレンを栽培しています。オオオニバスやスイレンは、5月上旬~11月下旬の朝方が見どころですよ。

また、海地獄には温泉まんじゅうの一種である極楽饅頭が名物となっています。極楽饅頭は昭和29年から販売されており、天然温泉の高熱噴気で蒸して作っています。
一口サイズの極楽饅頭は、薄皮の生地にたっぷりと餡子が包まれており、口の中で生地と餡子が絶妙なバランスで美味しかったです。

また、海地獄は無料で楽しめる足湯がありますので、のんびり過ごすこともできますよ。

鬼石坊主地獄

鬼石坊主地獄の由来は、灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ていることから来ています。
場所は海地獄の隣にあり、鬼石坊主地獄の温泉を利用した足湯が特徴です。また、鬼石坊主地獄には足湯だけではなく、入浴可能な温泉である鬼石の湯があります。

お風呂は男女別と家族風呂があり、露天風呂や展望風呂もある本格的な天然温泉で、シャンプーやボディーソープも備え付けられています。
タオルの販売もしているので、何も用意せずに温泉を楽しむことができます。

入浴料
大人620円、小学生300円、幼児200円
家族湯
1室 2,000円(1時間4名まで)

温泉に加え、もう1つ注目したいのが鬼石坊主地獄の売店で販売している地獄蒸し焼プリンです。
地獄蒸し焼プリンは、鬼石坊主地獄の熱を用いて蒸しております。口の中でとろける滑らかな舌触りと甘すぎない程よい甘さが絶品です。

かまど地獄

かまど地獄は季節によって変化する湯の色と、その湯の池で解説してくれるガイドさんが特徴の地獄です。ガイドさんにより、かまど地獄の煙を見えるようにとタバコの煙を使った実演が行われています。

また、かまど地獄は無料で足湯に入ることができます。

白池地獄

白池地獄の特徴は、内観にあります。他の地獄とは異なり、和風な日本庭園の中に青白い湯の池があります。

白池地獄には熱帯魚館やピラルク館などがあり、地獄以外にも見どころが多いです。
熱帯魚館にはアマゾンに生息するピラニアなどが展示され、ピラルク館にはアマゾンでも最大規模を誇る巨大魚のピラルクを展示しています。

鬼山地獄

山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれています。温泉の熱を利用してクロコダイル、アリゲーターなど、約70頭のワニを飼育しており、間近で巨大なワニを観察することができます。

もちろん湯の池もあります!
鬼山地獄蒸し売店では、温泉たまごや温泉まんじゅうが販売されているので要チェックです。

血の池地獄

血の池地獄は、その名の通り赤く高温の湯の池が広がっているのが特徴的な地獄です。全ての地獄の中でも、最も古い地獄として知られています。

また、血の池地獄には極楽亭というレストランがあり、大分名物のだんご汁やとり天、別府名物の地獄蒸しなどを楽しむことができますよ。

さらに、地獄の中でも最大規模を誇る売店では、血の池地獄から湧き出る粘土から作られた皮膚病に効く軟膏が販売されています。
無料で入ることのできる足湯もありますよ。

龍巻地獄

龍巻地獄は、今回紹介する地獄の中でも少し特殊です。
こちらの地獄には湯の池はなく、あるのは間欠泉だけです。

定期的に吹き出す間欠泉は高さ30メートルにまで達するそうですが、観光のために屋根を作って止めているため、間欠泉を間近に観察することができます。
間欠泉は国の天然記念物に指定されており、一度は見る価値があるでしょう。

龍巻地獄で押さえておきたいグルメは、近くの果樹園で作られたみかんを使ったスイーツです。
生搾りジュースやジェラートなどが売店で売られています。みかんの甘さと酸味が絶妙なバランスで、爽やかさを感じられます。

山地獄

山地獄の特徴は動物達です。
湯の池もありますが、多くの動物がいることから山地獄全体が動物園として見ることができます。カピバラやヤギといった一部の動物には、餌をあげることも可能です。

ただ、山地獄は共通券での入場はできず、別料金を支払う必要があります。

別府地獄組合 詳細情報

別府地獄めぐりのチケットを購入するときや不明な点がございましたら、別府地獄組合に問い合わせてみてください。

詳細情報

定休日
年中無休

営業時間
08:00-17:00

住所
〒874-0045 大分県別府市鉄輪559-1

電話
0977-66-1577

公式ホームページ
http://www.beppu-jigoku.com/index.html

※情報は2021年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

アクセス情報

血の池地獄と龍巻地獄以外は、徒歩で行けるような近場に密集しています。
また、血の池地獄と龍巻地獄も隣り合っているので、地獄めぐりは二つのエリアに分けることができます。

海地獄から回る場合

  • 車でのアクセス
    大分自動車道 (別府IC)から右折、県道11号を鉄輪温泉方面に約3km直進、車で約5分
  • 路線バスでのアクセス
    JR別府駅西口→亀の井バス2・5・9・24・41番鉄輪行きで20分、「海地獄前」もしくは「鉄輪」で下車し、そこから徒歩1分
    鉄輪→血の池地獄は、16番のバスで血の池地獄前で下車

血の池地獄、龍巻地獄方面から回る場合

  • 車でのアクセス
    大分自動車道 (別府IC) 方面からは別府IC出口の交差点を右折、「鉄輪温泉入口」の交差点を左折後、道なりに進みます。
    大分自動車道 (速見IC) 方面からは国道10号線を大分方面へ進み、公設市場交差点を右折、亀川新川交差点を右折後、道なりに進みます。
  • バスでのアクセス
    亀川駅から亀の井バスで「鉄輪」行き(バスNo.26)「血の池地獄前」下車。約7分・140円。
    別府駅から亀の井バスで「鉄輪」行き(バスNo.26)「血の池地獄前」下車。約40分・390円
    血の池地獄前から鉄輪へは、26番のバスを利用してください。

その他、詳しいアクセス情報は下記ページをご確認ください。
http://beppu-jigoku.com/access/index.html

まとめ

本記事では、別府地獄めぐりを紹介してきました。
今回紹介した地獄以外にも、別府には様々な地獄があります。時間があれば、他の地獄も回ってみてはいかがでしょうか?
別府地獄にしかないような光景をたくさん見られて、美味しいグルメを楽しむことができます。

別府地獄めぐりが気になった方は、次の旅行先に別府を選んでみてください。