皆さんは鹿児島へ足を運んだことはありますか?
鹿児島県といえば、九州本島最南端に位置します。数多くの歴史上の人物を生み出し、現在でもNHKの大河ドラマ「西郷どん」や「篤姫」などの舞台としても取り上げられています。
そんな鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市は、見どころがたくさんあるのをご存知でしょうか?
本記事では、鹿児島市へ旅行を検討している方へ向けて、おすすめの観光スポットをご紹介します!
目次
皆さんは鹿児島へ足を運んだことはありますか?
鹿児島県といえば、九州本島最南端に位置します。数多くの歴史上の人物を生み出し、現在でもNHKの大河ドラマ「西郷どん」や「篤姫」などの舞台としても取り上げられています。
そんな鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市は、見どころがたくさんあるのをご存知でしょうか?
本記事では、鹿児島市へ旅行を検討している方へ向けて、おすすめの観光スポットをご紹介します!
鹿児島市の基本情報
鹿児島市は、鹿児島県の県庁所在地でもあることから県内で最も人口が多い市です。地図で見てみると鹿児島市は二つに出っ張っている鹿児島県の地形の左側、間に挟んだ鹿児島湾に沿うような形で位置しています。
市街地からは鹿児島県のシンボルでもある火山・桜島を眺めることができ、その雄大な風景はイタリアのヴェズヴィオ火山の景色になぞらえて『東洋のナポリ』と称されているほど。
また、鹿児島市は古くから薩摩藩の城下町として栄え、西郷隆盛や大久保利通などの偉人を輩出した歴史も持ちます。
鹿児島市内のおすすめ観光スポット
早速ですが、鹿児島市内でおすすめしたい観光スポットをご紹介します!
照国神社にお参り
照国神社(てるくにじんじゃ)は鹿児島中央駅から徒歩20分ほど、城山の麓にある神社です。
鹿児島市電の最寄り駅は「天文館」駅。こちらからなら、徒歩10分ほどで到着します。
照国神社のシンボルとも言えるのが、神社入口の道路に佇む大鳥居です。見上げていると首が痛くなるほどの高さで、遠くからでもすぐ分かる存在感を放っています。太陽の光と鳥居の柱の重なり具合がまた絶妙です。
照国神社は、かつての薩摩藩主であった島津斉彬(しまづなりあきら)を御祭神として祀る神社です。広大な境内には、斉彬の大きな像も建てられています。
才知あふれる人物として、西郷隆盛を始めとする多くの幕末の志士に慕われた斉彬。彼の手によって薩摩藩では積極的な富国強兵が進められ、その手腕から幕末に活躍した大名を指す「幕末の四賢候」にも数えられています。
照国神社の付近には鹿児島城跡や西郷隆盛の銅像、歴史資料センター「黎明館」などがあります。鹿児島藩の歴史を学べるエリアとして、ぜひチェックしてみてくださいね。
〒892-0841
鹿児島市照国町19-35
TEL:099-222-1820
Fax:099-226-6650
受付時間:9:00~16:30
定休日:なし
・電車でお越しの場合(JR鹿児島中央駅より)
徒歩20分、バスで約10分「天文館」バス停下車徒歩5分、市電で約10分「天文館」電停下車徒歩5分
・車でお越しの場合
九州道鹿児島北インターから国道3号線経由で約20分
無料駐車場有(8:30~17:00)、普通車 平日24台・土日40台、バス2台
鳥居の正面から左折、すぐに駐車場入り口あり
※情報は2021年9月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
名物「白熊」を食べるなら!天文館通をお散歩
出典元:photoAC
続いて紹介したいのは、天文館です。
天文館は、鹿児島市内最大の繁華街でもあります。宇宙や星を思わせる地名ですが、元々は江戸時代に25代目薩摩藩主である島津重豪(しまづしげひで)がこの地に天体観測の研究所を建てたことから来ています。
地元の人々には、「天街」という愛称で親しまれています。
天文館は鹿児島市内を走る路面電車・市電の天文館通駅をまたいでは約2キロに渡るアーケード街が伸びております。その中にお土産屋さんやアミューズメント施設、鹿児島名物の豚骨ラーメンなどを楽しめる飲食店が軒を連ねています。
天文館で食べられるグルメの中でも特におすすめなのは、「天文館むじゃき」というお店の名物スイーツです。
実はここ、全国のコンビニやスーパーで販売されているかき氷「白熊」の本家でもあります!かき氷の上になんとプリンが乗った「プリン白熊」や和風スイーツな「宇治金時」、練乳やフルーツがこれでもかと掛かった定番メニュー「白熊」など・・・。和風スイーツやアイスの楽園とも言えます。
どれもボリューム満点なので、一緒に訪れた人とシェアしても楽しいですね!鹿児島を訪れた際には、ぜひご賞味いただきたいスイーツです。
〒892-0843
鹿児島県鹿児島市千日町5−8
TEL:099-222-6904
営業時間:11:00~22:00(料理は10:15ラストオーダー、白熊は22:30ラストオーダー) ※緊急事態宣言時は、11:00~19:00(料理は18:15ラストオーダー、白熊は18:30ラストオーダー)
定休日:なし
・電車でお越しの場合(JR鹿児島中央駅より)
徒歩すぐの鹿児島中央駅前電停→鹿児島市電鹿児島駅前行きで約7分→天文館通電停を下車、徒歩2分
・車でお越しの場合
九州道鹿児島北ICから国道3号経由6km 約15分
※情報は2021年9月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
定番観光スポット「仙巌園」
出典元:photoAC
仙巌園(せんがんえん)は、薩摩藩主であった島津家が別邸として使用していた場所です。1658年に第19代当主であった島津光久の命で作られたと言われています。
庭園や実際に住まいとして使われていた御殿が現在は開放されており、2018年の大河ドラマ「西郷どん」のロケ地としても使われました。2015年には「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産にも登録されており、休日は多くの人で賑わっています。
出典元:photoAC
園内では桜島を臨む雄大な景色が楽しめます。
また、300円で参加できるガイドツアーでは、仙巌園を初めて訪れた方に向けて園内の歴史や見どころを分かりやすく説明してくれます。
園内には、伝統工芸品である薩摩切子を制作・販売するショップや庭園を見ながら楽しめるレストラン、和菓子作りを体験できるスペースもあります!
どの世代も一日を通して楽しめるスポットです。
〒892-0871
TEL:099-247-551
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
開園時間:9:00~17:00
定休日:なし ※3月第一日曜日は鹿児島マラソンのため休止
入場料(庭園・尚古集成館・御殿):大人・高校生以上 1,500円、小中学生 750円、障がい者 半額(介助者1名まで適用)、乳幼児は無料
入場料(庭園・尚古集成館):大人・高校生以上 1,000円、小中学生500円、障がい者 半額(介助者1名まで適用)、乳幼児は無料
・電車でお越しの場合
最寄り駅無し ※バスか車でお越しになる形となります。
・車でお越しの場合
鹿児島中央駅から20分、鹿児島空港から40分(始良IC~国道10号線経由)、桜島フェリー桟橋から10分
駐車場はパーキングを利用可 料金は300円
・バスでお越しの場合
カゴシマシティビュー「仙巌園前」で下車、まち巡りバス「仙巌園前」で下車、民営バス(3社)「仙巌園前」で下車
※情報は2021年9月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
城山展望台で鹿児島市内を眺める
照国神社の背後に佇む山・城山(しろやま)。
日本における最後の内戦と言われる西南戦争において、最も戦闘が激しかった場所として知られています。城山周辺の石垣などには西南戦争の弾痕が現在も残っており、城山を超えた場所には西郷隆盛が最期を遂げた場所と伝えられる洞窟「西郷洞窟」も残されています。
現在は展望台として整備されている城山。標高107メートルほどの小高い山を登って行くと、目の前に広がるのは鹿児島市内の絶景!天気が良い日は、きっと西郷隆盛も眺めたであろう雄大な桜島の景色を楽しむことができます。
遊歩道があるので足に自信のある方は歩いて登ることもできますが、夕陽や夜景を見たい方は夕方になると足元が暗くなるのでバスの利用がおすすめ。
薩摩藩と関わりの深いスポットとして、照国神社や西郷隆盛銅像、黎明館(歴史資料館)などとセットで訪れていただきたい場所となっています。
〒892-0853
TEL:099-298-5111
鹿児島県鹿児島市城山町22
24時間営業
・電車でお越しの場合
最寄り駅無し ※バスか車でお越しになる形となります。
・車でお越しの場合
九州自動車道「鹿児島北IC」から国道経由約15分
・バスでお越しの場合
鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー・まち巡りバスで約25分、「城山」バス停を下車して徒歩すぐ
※情報は2021年9月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
桜島の降灰対策で覚えておきたいこと
出典元:photoAC
鹿児島市からも近い桜島ですが、桜島の噴火のニュースをテレビで観たことがある方もいるのではないでしょうか?
桜島は現在も火山活動が続いている山であり、噴火のレベルによっては火山灰が市内に降って来ることもあります。天文館が屋根付きのアーケード街であるのは火山灰を避けるためであり、市内を走る自家用車でシルバー系のものが多いのは、降り積もる火山灰が目立たないようにするためです。
鹿児島市内では、毎日天気予報で日々の降灰の予測が配信されています。旅行で訪れる際には、事前にテレビやホームページなどで確認しておくと良いでしょう。
鹿児島市内への降灰が予測される場合は、火山灰が付いてしまうこともあるので汚れたくない白い洋服は避けることをおすすめします。また、余裕があればマスクや日傘も用意しておくと安心です。
桜島に行きたい場合、市電「水族館口駅」から歩いた場所にあるターミナルのフェリーに乗ることで行けます!乗船時間15分ほどで行けるほか、フェリーのデッキからは鹿児島湾に生息するイルカの群れを見られることもあります。
市内観光とあわせて、ぜひ桜島にも足を運んでみてくださいね。
まとめ
出典元:photoAC
本記事では、鹿児島市内でおすすめしたい観光スポットをご紹介しました!
鹿児島市内では至るところに史跡が残されていたり、鹿児島湾を臨む風光明媚な景色を楽しめたりと歩いているだけでも楽しめるエリアです。薩摩藩のお膝元として、歴史好きな方にもおすすめなので、皆さんぜひ訪れてみてくださいね!