九州と本州を繋ぐ「関門トンネル人道」をご存じですか?それは関門海峡を歩いて渡れる歩行者用の通路です。
関門海峡の美しい風景と海底トンネルを歩いて渡る冒険気分のどちらも楽しめる、知る人ぞ知る観光名所となっています。
今回はそんな「関門トンネル人道」を詳しくご紹介します。
目次
関門海峡にかかる歩行者専用通路「関門トンネル人道」とは?
「関門トンネル人道」は、福岡県北九州市と山口県下関市の間の海峡、“関門海峡”を繋ぐ通路のひとつです。
海底約50メートルに作られている関門トンネル人道は、歩行者・自転車専用の通路で、県を跨いで通勤や通学をする人の大切な通路となっています。
実は海底50メートルを徒歩や自転車で渡れるのは、日本でここだけ。そう思うと普通のトンネルにもロマンが生まれますね。
この海峡には歩行者用の通路以外に電車用と自動車用の通路も通っており、もちろん船での往来も可能。
新幹線や自動車を使って渡るのが一般的ですので、徒歩や自転車で渡れることを知らない方も多いのだとか。
関門トンネル人道の全長と所要時間
関門トンネル人道の全長は約780mで、徒歩で渡った際の所要時間は約20分です。
1㎞未満の距離ですので、のんびり歩いても30分程度で渡り切ってしまうでしょう。
トンネルに窓はない為、歩きながら海の中を見られるというロマンチックさはなく、どちらかというと、どこにでもある地下道のような雰囲気です。更に天井も低く少し閉塞感があるので少々不気味に感じるかも。
しかし「海底を歩いている」という事実が私たちを冒険気分にさせてくれる事でしょう。
「関門TOPPA!記念証」をゲットしよう!
普通の地下道とあまり遜色ない「関門トンネル人道」ですが、絶対に写真を撮りたい記念撮影スポットはあります。
それは福岡県と山口県の県境です。
関門トンネル人道は福岡と山口を結ぶトンネルですので、当然トンネルの途中が県境となっています。
県境には地面に大きな文字で境目が書かれていて、その文字がなんだかレトロで可愛いらしく、SNS映えするスポットとして若い方にも人気です。
こちらでは絶対に写真を撮っておきたいですが、他の歩行者の通行の邪魔にならないよう注意しましょう。
関門海峡周辺で立ち寄りたいおすすめスポット
関門トンネル人道を抜けると、そこはもう山口県下関市です。
目的は関門トンネル人道を歩く事だったとしても、せっかくなので下関の美味しいものを食べて帰るのはいかがでしょうか。
関門トンネル人道の周辺には、海沿いならではの新鮮な海鮮を食べられるスポットがいっぱい!
中でも関門の台所と呼ばれる「唐戸市場」は特にお勧めです。
こちらは卸売り業者も買いに来る市場で、フグの市場として有名。食材の鮮度が良く価格がリーズナブルなのがポイント。
市場には海鮮料理を出すお店がいくつかあるので、下関の美味しい海鮮料理を食べながら、関門海峡を眺めてみてはいかがでしょうか。
参考:唐戸市場(http://www.karatoichiba.com/)
関門トンネル人道の場所・アクセス方法・営業時間
福岡県側住所:福岡県北九州市門司区門司
山口県側住所:山口県下関市みもすそ川町
営業時間:6:00~22:00
通行料:無料(自転車・原付:20円)
駐車場:あり
HP:北九州市観光情報サイト
おわりに
いかがでしたか?
今回は関門海峡を繋ぐ歩行者専用通路である「関門トンネル人道」をご紹介しました。
日本でも数少ない海底の県境。一見何の変哲もない地下道にも見えますが、海底を歩いていると考えながら歩くと少しドキドキワクワクしてきますよね。
美味し海鮮が食べられる周辺スポットもおすすめですので、興味のある方は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。