自然にグルメに歴史情緒!すべてが揃う安芸市の魅力・前編

高知 #グルメ #自然 #道の駅
2022.07.03

高知県東部、高知市と室戸市の間に位置する安芸市。
南には雄大な太平洋が広がり、北には四国山地の山々がそびえ立つ安芸市は、海の幸や山の幸など、食材の宝庫でもあります。

また、安芸城跡の周囲には江戸時代の武家屋敷が当時の姿のままで残されており、歴史情緒にあふれる街並みも、多くの観光客を魅了してやみません。

自然にグルメ、そして歴史情緒。
安芸市では、そのすべてを楽しむことができるのです。
この記事では、そんな安芸市の魅力的な観光スポットを、前編と後編の2回にわけてお伝えしていきたいと思います。

これを読むと何が分かる?

  • 安芸市のグルメと絶景が楽しめる「道の駅大山」について
  • 太古の自然が創り上げた神秘的空間、「伊尾木洞」について

だれにおすすめ?

  • 高知県のさまざまな観光スポットを訪れたい方
  • 高知県のドライブ旅行を計画中の方
  • 大自然が織り成す景色に癒されたい方
  • SNS映えするような素敵な写真を撮りたい方

「道の駅大山」で安芸のグルメと絶景を堪能

安芸市の東端、大山岬に位置する「道の駅大山」。
2018年3月にリニューアルオープンを果たし、安芸市の名物グルメが楽しめるオーシャンビューの飲食スペースが新設され、好評を博しています。
なお、「道の駅大山」の近くには鉄道の駅がないので、できれば車で行くのがおすすめです。

「安芸釜揚げちりめん丼」で安芸の二大名物を一度に味わう

シラス漁が盛んで、日本一のナスの生産量を誇る安芸市。
そんな安芸市の二大名物、シラスとナスを一度に楽しめるメニューが、こちらの「安芸釜揚げちりめん丼」です。

ほのかに塩味が効いた、ふっくらとした食感の釜揚げちりめん(釜揚げシラス)は、ご飯との相性も抜群。いくらでもご飯が食べられそうです。
お好みで薬味やゆず醤油などをかけても、また違った風味が楽しめます。
また、丼ぶりとセットになっている安芸市産のナスを使った小鉢も絶品です。
これだけたくさん安芸市の名物が味わえるのに、1,000円未満というお値段も良心的ですね。

怖いもの見たさで「焼きナスのアイス」を食べてみる

先述の通り、ナスの生産が盛んな安芸市には、「焼きナスのアイス」という一風変わったご当地アイスクリームが存在します。
焼きナスをアイスにしてしまうという斬新なアイディアに驚かされながらも、怖いもの見たさでひとつ購入してみました。

色はナスの皮を思わせるほのかな紫色。そして、香ばしい香りと味わいは、確かに焼きナスそのもの。
もちろん、アイスらしい甘さもしっかりとあり、まさに新感覚のアイスでした。
話題性も抜群の焼きナスのアイス、一度は食べてみる価値アリです。

海と漁港が織り成す景色を楽しむ

大山岬の海に面した場所にある「道の駅大山」。
お天気が良ければ、日中は海の色の美しいグラデーション、夕暮れ時には夕日がきれいに見える場所としても知られ、「ここはどこ!?」と聞かれるような、SNS映えする写真も撮ることができます。

また、写真の手前にある「伊尾木漁港」を含む大山岬は、その風情あふれる景色から、プロポーズにも適した場所として、平成23年に「恋人の聖地」にも認定されています。

300万年の時が刻まれた神秘的空間、「伊尾木洞」へ

次に紹介するのは、「道の駅大山」から車で5分ほどのところにある「伊尾木洞(いおきどう)」という洞窟です。
「伊尾木洞」は約300万年前の地層が隆起し、太平洋の波によって浸食されてできた洞窟で、大自然のパワーや神秘を感じられる場所として話題を呼んでいます。

駐車場は洞窟の入り口と道路を挟んで向かい側にある「伊尾木洞観光案内所」にあります。
またここでは、無料で洞窟散策用の長靴を貸し出しているので、自前の靴が濡れたり汚れたりするのが気になる方は、ここで長靴を借りて行きましょう。

いざ、洞窟散策へ

「伊尾木洞」の入り口は、「伊尾木洞観光案内所」から道路をわたってすぐのところにあります。
なお、洞窟の付近や内部は滑りやすくなっているので、足元には十分に注意してください。
また、雨の日や大雨の後などは、洞内の小川が増水し、歩行が困難になる場合があるそうです。

洞窟の全長は約40メートル。ゆるやかなカーブになっています。
洞内の壁面の地層は約300万年前と推定されており、今は絶滅してしまった当時の貝の化石なども見ることができます。
この先は異世界にもつながっていそうな感じがしますが、勇気をふりしぼって、洞窟の出口から差し込む光を頼りに進んでいきましょう。

それにしても、太古の昔に海の波がこんな洞窟を創り出したなんて、自然への畏怖を感じずにはいられません。

洞窟を抜けると、そこはシダの楽園!

洞窟を抜けると、あたりは一面の緑。その正体は、約40種類ものシダが集まった「シダ群落」です。
ひとつひとつのシダは珍しいわけではないのですが、これほど多くの種類のシダが一か所に生息するというのは全国的にも珍しいらしく、大正15年には国の天然記念物にも指定されています。
多様なシダの共演による幻想的な光景は、ジブリ映画にも出てきそうな雰囲気で、SNS映えも間違いありません。
また、ここは大自然のパワーをもらえるパワースポットとしても人気があるようです。

まとめ

今回は安芸市の観光スポットの前編として、「道の駅大山」と「伊尾木洞」についてご紹介しました。
どちらも安芸市の自然やグルメを満喫できる観光スポットです。

後編では、同じく安芸市のおすすめの観光スポットのなかでも、歴史のロマンを感じられる観光スポットについてご紹介していきますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

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