趣深い合掌造りの家屋が点在する「白川郷」は、どこか懐かしさを感じられるスポットです。長年使い込まれた家と山々の緑、そして田畑が続く景色は、まさに日本の原風景といえます。
そこで今回は、白川郷の見どころをご紹介します。所要時間についても触れているので、ぜひ観光コースの参考にしてくださいね。
目次
白川郷観光で見逃せないスポットとコース
白川郷の合掌造り集落は、1995年に世界遺産に登録されました。「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として登録されており、富山の五箇山にも同じく合掌造り集落があります。どちらも雪深い季節を耐えしのぐための工夫が施された特徴的な家屋です。
白川郷の合掌造り集落は、岐阜県の白川村荻町エリアのことを指します。ここには茅葺き屋根の合掌造り家屋が並んでいて、古き良き日本の景観が広がっています。ここからは、白川郷の必見スポットを観光コースに沿ってご紹介します。
であい橋を渡っていざ白川郷へ
白川郷の駐車場、もしくはバスツアーの停留所から合掌造り集落へ向かうときに渡るのが「であい橋」です。100mを超える吊り橋で、人がたくさん通るとぐらぐら揺れます。
清らかな庄川とちらりと見える茅葺きの屋根は、ノスタルジックな物語の中へと歩みを進めているかのような不思議な気持ちになります。秋は紅葉を見るのにぴったりです。
明善寺の鐘楼門は必見
集落へ入れば、すぐに合掌造りの家屋を見ることができます。メイン通りへは曲がらず、まっすぐ歩いて「明善寺」へ向かいます。
明善寺は、門も本堂も茅葺き屋根のお寺です。門は鐘楼を備えた鐘楼門ですが、実は茅葺き屋根の鐘楼門はとても希少なんです。これは、白川郷ならではの景色と言えます。
敷地内には郷土館があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。所要時間は30分程度です。
また、近くには白川八幡神社があるので、ぜひあわせて参拝しましょう。白川八幡神社では御朱印をゲットできますよ。
一般公開されている合掌造り家屋を見学
白川郷のメイン通りは、中央を通る白川街道です。歩いて約10分の短い距離なので、周辺の風景を眺めたり、田んぼへ続く道に入って写真撮影を楽しんだりできますよ。合掌造りの家屋を眺めるのにとどまらず、立ち寄るのがイチオシの観光プランです。
通りを進んだ先にある和田家は、白川郷の合掌造り集落の中でも大きな家屋で、国の重要文化財に指定されています。「合掌造り」がよくわかる入り組んだ梁は、見応えたっぷり!所要時間は20〜30分程度です。
天守閣展望台からの絶景に感動
白川郷の合掌造り集落がある荻町エリアには、かつて北側の高台に荻町城がありました。今は、白川郷の合掌造り集落を見渡す絶景スポットになっています。
そこから見える景色は、今が令和の時代であることを忘れそうになるほどノスタルジックです。歩いて訪れる場合は、20分ほど坂道を上ります。
ここへは、和田家のそばから出ているシャトルバスで行くのが便利です。無料駐車場があるため、自家用車でアクセスすることもできます。
メイン通りでランチ&カフェタイム
白川郷は、メイン通りを中心に食事処や食べ物屋がたくさんあります。観光の合間に、ぜひランチやカフェを楽しんでくださいね。
おすすめのランチは、黒毛和牛でお馴染みの飛騨牛!白川郷では、名産である飛騨牛を使った料理が有名です。その他にも蕎麦屋、飛騨牛コロッケや五平餅などの食べ歩きグルメもたくさんあります。
色々あって迷ってしまうでしょうから、メイン通りの行き帰りで物色するのがおすすめです。こちらでは、お土産を購入することもできますよ。
白川郷のアクセスと駐車場
白川郷があるのは岐阜県の山岳地方ですが、白川郷へアクセスするための高速道路ICがあるなど、アクセスはしやすいです。公共交通機関で行く場合は、近隣の主要駅から出ている高速バスを利用しましょう。
白川郷の駐車場は、であい橋の近くにある「村営せせらぎ公園駐車場」を利用します。普通車は約200台駐車可能なので、繁忙期を除いて停められないことはほとんどありません。
料金は、2024年2月時点で普通車1台1,000円。営業時間は8時から17時です。
ゴールデンウィークや夏休み中などの混雑する時は北側にある大型の臨時駐車場が開放されるため、満車になっている場合はそちらもチェックしてみてくださいね。
白川郷の楽しみ方・番外編
白川郷は日帰り観光でも十分満喫できますが、より深く楽しむなら1泊するのがおすすめです。ここからは、一段階上の白川郷の楽しみ方をご紹介します。
白川郷は宿泊できる
世界遺産である白川郷は、なんと宿泊することも可能です。もちろん、宿泊するのは合掌造りの家屋です。宿はいくつかありますが、どの宿にもほとんどテレビがありません。そのため、時間や喧騒を忘れ、心と体を休められます。
冬のライトアップが人気
白川郷の合掌造り家屋は、急な角度の三角屋根が特徴です。その急傾斜な屋根は、雪が自然に落ちるよう工夫されています。雪景色の中の白川郷はさらに幻想的ですよ。
そんな白川郷をさらに彩るのが、1〜2月の日曜に行われる冬季のライトアップです。参加予約必須なので、気になる方はぜひ白川郷観光協会のホームページをチェックしてみてくださいね。
白川郷 詳細情報
白川郷の詳細情報です。
料金
散策自由
定休日
散策自由
営業時間
散策自由(駐車場の利用は8:00~17:00)
住所
〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町
電話
05769-6-1013(9:00~17:00)
アクセス
・電車
JR高山駅→濃飛バス(予約制)で50分
・バス
白川郷下車、徒歩5分
・車
東海北陸道白川郷ICから国道156号経由4km10分
駐車場
有
公式ホームページ
https://shirakawa-go.gr.jp/
※情報は2024年3月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
まとめ
白川郷は、早足であれば3時間ほどで観光できます。しかし、グルメを堪能しながらのんびり歩いて観光するのもおすすめです。ぜひご自分のペースで、郷愁たっぷりの白川郷の絶景を満喫してみてくださいね。