洞窟内に本殿が!縁の神様「鵜戸神宮」のおすすめルートを紹介

宮崎 #参拝 #歴史 #洞窟 #神宮
2023.12.14
洞窟内に本殿が!縁の神様「鵜戸神宮」のおすすめルートを紹介

鵜戸神宮は、宮崎県で有名なパワースポットのひとつです。昔から夫婦円満や安産祈願の御利益がある神様として親しまれており、その独特な風景から国の指定名勝となっています。​​今回は、鵜戸神宮へのルートや名物の「運玉投げ」をご紹介します。

 

神門までの3つのルート

鵜戸神宮への一つ目のルートは、「新参道」を経由する方法です。

このルートは朱塗りの色鮮やかな門「神門」までの距離が少し遠くはなりますが、途中にトンネルなどもあり、ゆっくり景色を眺めながら参拝ができます。

鵜戸神宮への二つ目のルートは、「八丁坂参道」を経由する方法です。

鵜戸山の参拝道としては最も古い石段の参道で、長さが約800メートルあることから、「八丁坂」と呼ばれています。八丁坂は上りが438段、下りが377段の、計815段から構成されています。

とても急な段差が続くため、体力的に心配な方は無理をせず、先ほどご紹介した「新参道」のルートを選びましょう。

三つ目のルートは、神門近くにある駐車場まで車で向かう方法です。

こちらの道は急な階段などが少なく、お年寄りや妊婦の方、子供連れの方にも向いています。ただ、こちらの駐車場は大変人気があるため、休日はとても混み合います。こちらのルートで訪れる際は、時間に余裕を持っておきましょう。

鵜戸神宮とは?

国の指定名勝エリアにある鵜戸神宮は「鵜戸さん」とも呼ばれており、「海幸山幸」の神話で知られる山幸彦(やまさちひこ)の妻であった豊玉姫(とよたまひめ)が、ウガヤフキアエズノミコト(神武天皇の父)を出産した宮として有名です。

「出産の様子は見てはならない」という約束を二人は交わすのですが、山幸彦は覗くことに。

豊玉姫の本当の姿である「鮫」の姿を知られてしまった彼女は、その悲しさから息子のためにと、自分の乳を岩に張り付け、海に帰ったそうです。それが現在の「おちちいわ」であると言われており、「縁結」「安産」「育児」「海上安全」などのご利益があります。

鵜戸神宮 詳細情報

詳細情報

料金
拝観無料
休業日
無休
拝観時間
6時から18時まで
住所
〒887-0101 宮崎県日南市大字宮浦3232番地
電話
0987-29-1001
アクセス
・電車&バス
鵜戸神宮から徒歩10分

・車
宮崎市内から国道220号線で約60分
駐車場

公式ホームページ

https://www.udojingu.or.jp/

※情報は2023年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

洞窟内にある本殿

神門と楼門をくぐり抜けて千鳥橋を超えると、本殿手前には「玉橋」があります。そこから見える景色はとても迫力があるので、要チェックです。本殿を行き交うためには階段の上り下りが必要ですが、頑丈な手すりがあるので比較的楽に移動できますよ。

鵜戸神宮は洞窟内に本殿があるため中が少し涼しくなっており、他にはない珍しい感覚が味わえます。写真の左側の場所で参拝が可能です。

参拝が完了した後は、本殿の周りをぐるっと散策してみましょう。すると、本殿裏には、豊玉姫が出産後に残したといわれる「おちちいわ」が見えてきます。

そのおちちいわから落ちる水で練り上げた飴が「おちちあめ」です。この飴をなめると「母乳が出やすくなった」という声も!素朴な優しい甘さの飴なので、観光の際のお土産としてもおすすめです。

運玉投げ

本殿参拝後には、成功すると願いが叶う「運玉投げ」を試してみましょう。本殿出入口の眼下に見える「霊石亀石」は、豊玉姫が乗ってきた亀の化身と言われています。

その石には「運」の文字が刻み込まれており、素焼きの小さな「運玉」を投げ入れることで願いが叶うと伝えられています。

運玉は5個で200円です。男性は左手、女性は右手で願いを込めて投げましょう。

まとめ

宮崎県日南市の代表スポットである鵜戸神宮をご紹介しました。道中はやや歩きにくくなっているため、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。印象的な景色も多く、旅の思い出になること間違いなし!宮崎県に訪れた際は、ぜひ鵜戸神宮にも立ち寄ってみてくださいね。