がばいよかとこ!「ユーリ!!! on ICE」の聖地・佐賀県唐津市を巡る

佐賀 #アニメ #ユーリ!!! on ICE #聖地巡り
2023.06.10

佐賀県唐津(からつ)市は、佐賀県にある海沿いの町です。福岡県の繁華街である博多から一本(電車)で行けるアクセスの良さに加え、2016年には冬アニメとして放送された作品「ユーリ!!! on ICE」にて主人公のふるさととして登場しました。

唐津市内の至るスポットが作中にも登場し、ファンの間で大きな話題になりました。今回は「ユーリ!!! on ICE」のファンの皆さんへ向けて、唐津駅周辺で気軽に回ることのできる聖地をご紹介します。

「一度は足を運んでみたいけど、なかなか行く機会がない…」という方でも観光しやすいスポットをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください!

大人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の舞台となった佐賀県唐津市

「ユーリ!!! on ICE」は、フィギュアスケートをテーマに主人公・勝生勇利(かつきゆうり)の成長を描いた物語です。

アニメでフィギュアスケートを取り扱うという目新しさに加え、実際の選手をナレーションに迎えたり、海外のメディアでも取り上げられたりと、オンエア当時はフィギュア界を巻き込む大きなトレンドが巻き起こりました。ファンの方なら「バッチリ全話見た!」という方も多いかもしれませんが、簡単にあらすじをご紹介します。

物語のあらすじ

勝生勇利は日本のフィギュアスケート特別強化選手。アメリカでトレーニングの日々を送っていましたが昨シーズンの大会では惨敗し、泣く泣く故郷の長谷津へと帰って来ます。

勇利の幼少期からの憧れは、全世界チャンピオンのヴィクトル・ニキフォロフという選手でした。同じフィギュア選手でも雲の上の存在であったヴィクトルでしたが、ある日突然「勇利のコーチになる」と長谷津へやって来てビックリ!新たなコーチを迎え、勇利は再び来シーズンへ向けて挑戦して行くことになるのでした。

作品で勇利のふるさととして描かれている「長谷津」。こちらが佐賀県唐津市をモデルとした町です。唐津市は作品の原作を担当した漫画家「久保ミツロウさん」の地元でもあったことから、ご縁があったと言われています。

唐津駅から徒歩で回れる「ユーリ!!! on ICE」の聖地4選

唐津市内には、アニメにも登場したスポットが数多く存在します。今回は唐津に初めて訪れる方へ向けて、唐津駅から徒歩で観光できるスポットを4つまとめました。

聖地巡りの始まりは「唐津駅」から

「ユーリ!!! on ICE」の物語は勝生勇利が世界大会で惨敗し、故郷へ戻って来るシーンから始まります。唐津駅に降り立てば、もうそこはユーリの舞台です。改札から見える景色に「アニメで見たシーンだ!」とピンと来る方も多いかもしれませんね。

こちらは駅の外観です。帰省した勇利は幼少期からのバレエのコーチである美奈子先生に迎えられ、引きずられるように実家へ連れて行かれるシーンがアニメでは描かれていました。

地元感溢れる雰囲気に癒される「唐津商店街」

駅を降りたら唐津城方面(海側)の出口から出発しましょう。駅前には個人商店が集まる唐津商店街があります。

こちらもアニメに登場!物語序盤で勇利に会いに日本へ行ってしまったヴィクトルを追って、2人のライバルであるロシアのスケート選手、ユーリ・プリセツキーが長谷津(唐津)へやって来ます。

自分に何も言わず日本へ行ってしまったヴィクトルにイライラしながら町を歩いていたユーリでしたが、商店街の洋服店に売られていた虎柄のトレーナーにあっという間に夢中になってしまう…というお茶目なシーンが描かれていました。勇利も幼少期から親しんだであろう唐津商店街。ぜひ落ち着いた雰囲気に癒されながら歩いてみてくださいね。

主人公・勇利のトレーニングスポット「唐津城」

聖地巡りのハイライトとも言えるのが、商店街を出てまっすぐ海へ向かって歩いた場所にある唐津城です。高台にあるため遠くからでも天守の姿を見ることができます。

作中で勇利は、この唐津城をトレーニングに使用していました。石造りの階段でうさぎ跳びをしたり、ヴィクトルが高台から見える景色を楽しんでいる間にストレッチをしたりなどですね。

お城の敷地内にはフォトスポットも用意されているので、どこが作品に使用されたかすぐ分かるようになっています。アニメの構図に合わせて写真を撮ってみるのも楽しいですね!

別途入場料が掛かりますが、唐津城の天守は実際に登ることもできます。城内では唐津城の歴史や地元の工芸品である唐津焼などが展示されているのでおすすめです。ユーリの原作者・久保ミツロウさんの直筆サインも飾られていましたよ。※筆者が足を運んだ当時で現在は異なる場合があります。

唐津城 詳細情報

詳細情報

料金
一般(15歳以上)1人500円(400円)、小・中学生1人250円(200円)

※()内は20名以上の団体料金です。
休館日
12月29日~12月31日
営業時間
9:00-17:00 ※入館は16:40まで
住所
〒847-0016 佐賀県唐津市東城内8−1
電話
0955-72-5697
アクセス

JR唐津駅より徒歩約20分
駐車場
有 ※東城内駐車場を利用
公式ホームページ

http://www.karatsu-bunka.or.jp/shiro.html

※情報は2023年2月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。

ロマンチックな景色にドキドキ…!「舞鶴橋」

「ユーリ!!! on ICE」では海のモチーフも作中で多く描かれていました。勇利のふるさとである唐津の海、ヴィクトルが慣れ親しんだモスクワの海、そして彼等が目指すシーズン大会で訪れることになる世界各国の海…。

唐津城のふもとに架かる舞鶴橋は、アニメでも数多く描かれた舞台の1つです。天気の良い日に橋から眺める日本海の景色は、まさに絶景と言えます。

青い空と白い唐津城、そして澄んだ海の美しさに息を呑むほどです。唐津城と同じく、ランニングに舞鶴橋を利用していた勇利。橋からは海岸も見渡すことができ、「あの波打ち際辺りで勇利とヴィクトルは遊んでいたのかな…?」なんて考えると、ドキドキしてしまいます。

唐津へのアクセス方法まとめ。福岡から電車で一本!

佐賀県に訪れたことのない方は、「唐津ってどうやって行くんだろう…?」と気になっているのではないでしょうか?遠方から飛行機で行く場合は、福岡空港の利用がおすすめです。

福岡空港駅からですと、直通電車に乗れば唐津駅までなんと1本で行けます。所要時間は1時間40分ほどです。福岡の賑やかな景色から佐賀へ入り、段々と自然豊かな景色に変わって行く様子を眺めるのも楽しいでしょう。

佐賀と福岡を繋ぐ福岡市営空港線(JR筑肥線)の列車内も、実はユーリのアニメのエンディングに少しだけ使用されています。夕陽の差し込む車内で勇利とヴィクトルが見つめ合う印象的なシーンですね。

まとめ

今回は平成後期を代表するヒット作品「ユーリ!!! on ICE」の聖地をご紹介しました。唐津市は、ユーリの聖地であることを抜きにしても、豊かな自然とのどかな景色が楽しめる非常に魅力的なエリアです。お友達を誘って遊びに行っても良いですし、自分を見つめ直す一人旅にもピッタリ!皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。