日本で最も高いタワーとして知られるスカイツリー。スカイツリーと直結で広がる「ソラマチ」という商業施設には、なんと水族館が入ってます。
その名もすみだ水族館。本記事では、観光名所としても今や有名なすみだ水族館をご紹介します。
目次
入ると目の前に熱帯魚の大水槽
数々のテトラがお出迎え
5階の入場ゲートから登っていくと、そこには横長の大水槽があります!まず出迎えてくれたのは、熱帯魚の水槽です。家庭でもよくあるアクアリウムですね。カージナルテトラやレッドライントーピードなどが生息しています。熱帯魚ショップでも非常にメジャーで、綺麗な魚達が泳いでいます。
※余談ですが、すみだ水族館は明確な「順路」というものがありません。お客さんが自由な動線で見たいものを見られる設計になっています。そのため、見たい場所にもう一度戻るということも可能です。
日本庭園さながらの美しさ
このコーナーのポイントは、なんといっても水槽の美しさにあります。水草が青々と茂り、水と魚達とのコントラストが非常に綺麗です。また、このゾーンの床や壁面は木目調となっています。凛とした緑に落ち着いた木の雰囲気。熱帯魚の展示なのに、何だか日本の風情を感じてしまいます。
クラゲ水槽は可愛さマックス
続いて奥に進むと見えてくるのは、展示の仕方が可愛いクラゲ水槽です。クラゲ水槽は、ただクラゲを見るだけでなく「体感」することがコンセプトです。壁面いっぱいに広がるクラゲ水槽の中には、無数のクラゲが漂います。ミズクラゲ・アカクラゲ・タコクラゲ、などですね。
そして、クラゲ達の背面には、プロジェクションマッピングのような模様があります。クラゲの鼓動を水槽全体に映し出すという斬新な演出です。クラゲ特有の動きを見て、そして体感しましょう!
ラボも必見
タイミングが良ければ飼育員さんとご対面
すみだ水族館には、「ラボ」というゾーンがあります。ラボでは水族館の裏側やバックヤードといった、普段あまりお目にかかれない場所をガラス張りで見ることができます。
私が行ったときには、飼育員さんが小さなクラゲの餌やりをしていました!「こうやって生き物が育てられていくんだ」と思うと感動しました。また、時間によっては飼育員さんが生態の解説をしてくれることもあります。
整然とした美しさが魅力
ラボゾーンはその名の通り、まさに研究所のような展示をしています。小箱のような透明のアクリル水槽に入れられた小さい命達が整然と並んでいる姿には、また違った美しさを覚えます。無駄な装飾が一切なく、生き物たちの命にしっかりスポットライトを当てた展示と言えるでしょう。
サンゴ礁ゾーンは別世界
横長の水槽がインパクト抜群
どんどん奥に進んでいき、続いてはサンゴ礁のゾーンです。2メートルくらいはあるでしょうか、かなり幅のある大水槽が並んでいます。淡い色のサンゴ達が踊るように展示されています。
中にはチンアナゴの水槽も!フォトスポットとしても、おすすめのゾーンでした。
6階へ
6階へ上がる際、長いスロープのような廊下が続きます。壁面の装飾も非常に凝っており、見ての通りとても綺麗です!色は時間で変わり、青や赤にも変化します。というのも、この廊下の壁面にも埋め込み式の水槽展示があります。
隠れた見どころは「爬虫類・両生類展示」です。あまり日の目を見ない動物達ですが、その日にいた子供達は大盛り上がりしていました。行った際には、ぜひ覗いてみて下さいね。
6階の目玉はペンギン
室内でペンギンを飼育
6階に到着すると、まず目を引くのは大きなペンギンプール。すみだ水族館は、室内でペンギンを飼育する珍しい水族館として有名です。
しかも、室内なのにほとんど臭いは感じません。館内のあちらこちらに換気口を設け、絶えず換気することで臭いが充満するのを防いでいます。水族館ならではの企業努力と技術に感謝です。
自由なペンギンたちを自由な目線で
ペンギンプールは6階の中央に位置し、色々な高さから見ることができます。スロープを登って上からペンギンを見るのもいいですし、水槽の真横でペンギンと同じ目線で見るのもいいでしょう。
筆者が行ったときには、ちょうど飼育員さんがプールの底を掃除しており、ペンギンがちょっかいを出していて可愛かったです。
ちなみに、ペンギンプールの横にはオットセイゾーンもあります。オットセイは比較的暇そうにしていたので、じっくりと見てあげてください。
大きな東京大水槽
海に入ったような世界観
すみだ水族館の目玉ともいうべき「東京大水槽」です。なんと、東京大水槽に生息する生き物は550個体、50種類以上に及びます!
小笠原諸島の海を再現している水槽で、海の魚たちやエイなどが悠々と泳ぐ姿が見られます。そのスケールは本当に壮大で、眺めていると自分も海に入ってしまったかのような気分になれます。
間近で生き物を見られる小窓も
東京大水槽には、所々魚達を間近で見られる小窓が付いています。小さい子などは頭を突っ込んでしげしげと楽しんでいました。私も試しに覗いてみると、すぐそこにウツボが!遠目でしか見たことのない魚を間近で眺めるチャンスです。
江戸リウムもお忘れなく
水族館の巡回を締めくくってくれるのは風流な和金達です。「江戸リウム」では、数々の金魚とその歴史やマメ知識が展示してあります。
偶然そばに居た外国人観光客の方も、興味津々で見ていました。改めて見ると「金魚ってこんなに種類が多いんだ~!」と感心しました。見れば見るほど綺麗です。
ちなみに、筆者が水族館を訪れたのは2018年ですが、江戸リウムは企画展ではないので現在も展示されています。
すみだ水族館 詳細情報
料金
大人2,300円、高校生1,700円、小学生・中学生1,100円、幼児(3歳以上)700円、障がい者手帳をお持ちの方ならびに同伴者は半額、乳幼児は無料
休館日
無 ※イベントやメンテナンスによる臨時休業は有り
営業時間
平日:10:00-20:00
土日祝日:9:00-21:00
住所
〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
電話
03-5619-1821
アクセス
・電車
北千住駅から「東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)」に乗車し、とうきょうスカイツリー駅で下車 徒歩すぐ
上野駅から「東京メトロ銀座線」に乗車し、浅草駅で「東武スカイツリーライン」に乗り換えて、とうきょうスカイツリー駅で下車 徒歩すぐ
東京駅から「JR総武線 快速」に乗車し、錦糸町駅で「東京メトロ半蔵門線」に乗り換えて押上(スカイツリー前)駅で下車 徒歩すぐ
品川駅から「京急線・都営浅草線」に乗車し、押上(スカイツリー前)駅で下車 徒歩すぐ
羽田空港駅から「京急線・都営浅草線」に乗車し、押上(スカイツリー前)駅で下車 徒歩すぐ
成田空港駅から「京成成田スカイアクセス線」に乗車し、押上(スカイツリー前)駅で下車 徒歩すぐ
・車
錦糸町駅からお越しになる場合、四つ目通り/都道465号線を経由して約5分
墨田区役所方面からお越しになる場合、浅草通り/都道453号を経由して約6分
駐車場
無 ※スカイツリーの駐車場を利用
公式ホームページ
https://www.sumida-aquarium.com/index.html
※情報は2022年5月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
まとめ
すみだ水族館の体験談をご紹介しました。メインどころをピックアップしてご紹介しましたが、まだまだ書き尽くせないほどすみだ水族館の魅力は満載です。アクアギャラリー、お土産屋さん、館内のカフェなど、様々な見どころがあります。自由に回れる館内ですので、是非じっくりと見て回ってくださいね。