現代アートの祭典である瀬戸内国際芸術祭。
これまでにたくさんの人が訪れ、さまざまなアートや瀬戸内海の島々の魅力を楽しんできました。
2022年の今年は、3年ぶり、5度目の瀬戸内国際芸術祭2022が開催されます!
この記事では、前回の瀬戸内国際芸術祭2019での小豆島 夏会期のアート作品を振り返ります。
その中には、今年の芸術祭で引き続き展示されている作品もあります。
またおすすめの島内の移動方法もご紹介しますから、ぜひ今年の芸術祭を訪れる際の参考にしてみてくださいね。
目次
今回の島巡りで活用したHELLO CYCLINGをご紹介
HELLO CYCLING(ハローサイクリング)
HELLO CYCLINGとは、どこでも借りられて、好きな場所で返せる自転車をシェアできるレンタリングサービスです。
東京都内中心に広がっているこのサービス事業。
歩くのはめんどくさい、片道だけ利用して、帰りはバスを使おう!
借りた場所に返さなくても良い!
などなど、旅の自由度を格段にアップさせたこのサービスが、今回紹介する小豆島でも使えたので早速使ってみました!
- WEBサイトから会員登録(無料)
土庄港内にあるパンフレット置き場にあったHELLO CYCLINGのチラシ。そこにQRコードを読み込んでアドレスとパスワード、クレジットカード情報を登録!それだけで簡単に手続き終了です。 - 借りる
HELLO CYCLINGのアプリをダウンロードすれば、GPS機能を使って簡単にステーションを見つけることができます。小豆島のHELLO CYCLINGのステーションは約40箇所もあります。
料金は15分あたり100円、1日1500円で借りることができます。 - 返却する
ステーションに行けば専用の自転車置き場があるので、そこに自転車を置いて、自転車についている返却ボタンを押すだけ!これだけでいいんです。
小豆島島内を自転車で全て回るのは、正直言って不可能です。
そしてアップダウンも激しく、電動自転車でも相当鍛えている人でないと厳しい。
せっかくの楽しい旅行も台無しになりかねません。
小豆島ではバスも割と走っているので、朝や夕方以降で涼しい時間だけ!乗り過ごしてしまった!など緊急の際に活用するのがベストだと思いました!
※情報は2022年4月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。
小豆島に行ったら絶対行きたいフォトスポット(撮影可)
アートの島に行って早速写真を撮ろうと思っても撮影NG作品が多数存在しております。
そこで今回は、小豆島の撮影OKだったスポットをご紹介させていただきます!
静寂の部屋
ハンス・オプ・デ・ビーク作
草壁港から約2kmの場所にあります。
モノトーンの静寂な空間に鑑賞者が色を加えるというコンセプト。
かつては、醤油組合事務所だった建物で、空間の壁や床、設置される書棚や机など全て灰色で塗装されていて、モノトーンの世界が広がっていました。
唯一花だけ色がついているのも、それがまたアクセントになっていたり、アートを見に来た人たちが増えれば増えるほど、ここの世界観がまた変わっていくのが素敵でした。
ジョルジュ・ギャラリー
ジョルジュ・ルース作
草壁港から約2kmの場所にあります。
古民家に金色の幾何模様を描き、ある地点から見ると写真のように、きれいな円を描く作品です。
隣にはカフェ「コヒラカフェ」が併設されていて、栩山孝さん、片山みやびさんの作品も展示されていました。
ただこちらのアート作品は、パスポートをお持ちでも無料では入れませんでした。(¥500)
※情報は2022年4月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。
小豆島の恋
ワン・ウェンチー作
土庄港から約6キロ地点、田んぼに囲まれた山間の場所にある竹を使った大きな作品です。
まず作品の規模の大きさに驚かされるし、近くでよく見ると、竹を細かく組み合わせて、空間を作っている繊細さに感動すること間違い無しです。
第1回芸術祭から中山地区と繋がり続けたワン・ウェンチーにとって、自分の第2の故郷。
そんな今回の作品は、地元の方々への感謝と想いを込めて作り上げています。
迷路のまち〜変幻自在の路地空間〜
ME[Japan]作
土庄港から2キロ圏内にある作品です。
作品の地域は、「迷路のまち」と言われていて、複雑で細い路地を巡る醍醐味もあり、また妖怪美術館という小豆島で古くから伝えられている妖怪を展示している面白い美術館もあります。
この作品は、家屋の外壁を室内に延長させて、建物の内部がまるで洞窟のように延ばされた路を実際に歩いて体験することが出来ます。
異空間でありながら、その家にもともとあった電灯や扉が残されていて、不思議な世界観が体験できます。
太陽の贈り物
チェ・ジョンファ作
土庄港の玄関口で、旅人を出迎えてくれる作品です。
名前の通り、太陽のように黄金に光っていて、旅のワクワク感を高めてくれるでしょう。
オリーブの葉を王冠の形に仕立てた彫刻を設置。
この作品には他にも仕掛けがあって、近くで見るとわかります。
小豆島NEWアートスポットの紹介と島へのアクセス方法は?
夏会期NEWアートスポット
- アートノショーターミナル
- 再び・・・
- OKINOSANG/元気・覇気・卦気
- 小豆島の恋
- フルイーレ2019
- 自然の目「大地から」
- Utopia dungeon
- 海辺のクォーツ
- 明日の海
- 過去と現在の山にのぼり、銀未来の海を眺める
- エレメント
- ’’Stand Up!!’’Series/駆け出した犬、浮遊する象
- 山越洞
- 辿り着く向こう岸ーシャン・ヤンの航海企画展
- Bell Shelter
- 静寂の部屋
- ジョルジュ・ギャラリー
- オーケストラピット/ホワイトミュージアム
- 漁師の夢
- 国境をこえて・波
やはり瀬戸内海で2番目に大きな島だけあって、2019年NEWアートスポットは一番多いです。
旧作も含め、全部巡るとなると、やはり2日〜3日は必要だったかもしれません。
参考URL:https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/shodoshima/
瀬戸内国際芸術祭2022での展示作品は上記サイトよりご確認ください。
小豆島へのアクセス方法
小豆島へは、フェリーと高速船で行くことが出来ます。
神戸、岡山、香川から行くことが可能で、比較的どこからでもアクセスの便利な島です。
[料金(片道)]
高松ー小豆島(約1時間) ¥700
宇野港ー小豆島(約1時間30分) ¥1,260
神戸ー小豆島(約3時間) ¥1,990
高松港からは高速船も出ていて、約35分で行くことが出来ます。
島巡りであまり時間がない!移動時間を出来るだけ短くしたい!という方は、ぜひ高速船を使うことをオススメします。
ただ、料金は片道¥1,190とフェリーの2倍近い値段になります。
参考URL:
https://www.shikokuferry.com/timetable/takamatsu-tonoshou
https://www.shodoshima-ferry.co.jp/
https://shoudoshima-ferry.co.jp/
※情報は2022年4月時点のものです。最新情報はホームページをご参照ください。
まとめ
今回の自転車での島巡りのコース
土庄港→草壁港→池田港→小豆島の恋→土庄港
トータル約36キロのコースでした!
これに加え、寄り道と道迷いを加味するときっと40キロ以上走っていると思われます
HELLO CYCLINGはとても便利で、使い方によっては旅の幅を広げてくれます。
ただ、やはり炎天下での長距離ライドは、危険も伴います。
主要道路を通ればコンビニもスーパーもある程度ありますが、田舎、山道を走り出すとお店は本当に少ないです。
公共交通機関×HELLO CYCLINGの組み合わせが、小豆島でのアート巡りに最適だと思います。