旅の始まりはJR茅ヶ崎駅からサザン通り商店街へ！

JR茅ヶ崎駅のホームに降りると、どこかで聴いたことのあるメロディが流れてきました。そう、茅ヶ崎出身の桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズの名曲「希望の轍」が、発車メロディとして使われているのです。旅の始まりから「サザンの聖地に来た！」という気分にさせてくれ、ファンでなくても自然とテンションが上がってしまいます。

ここから、最初の目的地であるサザンビーチまでは徒歩で約20分。サザン通り商店街という街並みをブラブラしながら向かいます。また、商店街という名前は付いていますが、アーケードはなく、ポツポツと店が建ち並ぶのどかな通りです。桑田佳祐さんの生家に近く、サザン神社などユニークな建物もあります。さらに、サザングッズを販売しているお店も数軒ありますので、旅の記念に購入してみるといいでしょう。

1人旅ならイヤホンでサザンや桑田さんの曲を聴きながら散策することで、より茅ヶ崎色に染まれますよ。まだまだ旅の序盤ですが、せっかくなのでこの商店街で食べ歩きするのもオススメです。駅からはコミュニティバスも運行しているので、徒歩以外でビーチにアクセスすることも可能です。

サザン通り商店街 詳細情報

サザンビーチで茅ヶ崎の海を体感！

サザンビーチのメインとなるスポットは、シンボルでもある「茅ヶ崎サザンC」です。アルファベットのCの形をしたモニュメントで、2人で円のそばに立つとCの隙間部分が繋がり、円が結ばれる仕組みとなっています。「縁結びの輪」としてカップルから人気があります。

また、不完全な円でも、幸せな暮らしを形作る「思いやりの輪」になるため、記念に1枚シャッターを切りたい幸せな撮影スポットです。Cの中から見える茅ヶ崎の海の風景も、胸に焼き付けておきましょう。ちなみに、茅ヶ崎はサザンオールスターズのシングル「I AM YOUR SINGER」のジャケット写真にも使われた場所でもあります。

加えて、この地で訪れたいのが「サザンビーチカフェ」です。サザンビーチカフェは、お洒落な外観にインスタ映え間違い無しの軽食やドリンク類が若者を中心に人気があります。海風を感じながらホッと一息つくのに最適です。

サザンビーチカフェ 詳細情報

茅ヶ崎市美術館で落ち着いた空間に浸る

サザンビーチからJR茅ヶ崎駅までの帰り道に高砂通りという路地沿いを歩くと、茅ヶ崎市美術館に到着。※コミュニティバス利用の場合は図書館前で下車し高砂緑地へ

茅ヶ崎市美術館は、高砂緑地という緑豊かな公園内にあるガラス張りのお洒落な建物です。茅ヶ崎市にゆかりのある人物の作品が展示されており、常にあらゆる企画展が開かれています。入場料が1人200円(子供100円)と安く、小ぶりな美術館なので軽く立ち寄るのにちょうどいい施設です。先程は海、今度は緑に囲まれた落ち着いた癒しの空間で茅ヶ崎を体感できます。

茅ヶ崎市美術館 詳細情報

レトロな江ノ電に乗り目指すは江ノ島駅

一度JR茅ヶ崎駅に戻ります。その後、2駅先のJR藤沢駅まで電車に乗り、藤沢駅で「江ノ電」こと江ノ島電鉄に乗り換え、江ノ島駅に向かいます。江ノ電は言わずと知れた全国的にも有名な観光路線です。藤沢から鎌倉までを結ぶ湘南エリアの海沿いをゆっくりと走る中で、レトロな雰囲気が溢れ出ています。

古き良き日本を彷彿とさせる緑色の車体は、なんともローカル感満載なかわいらしい外観です。のんびりと進む昔ながらの車内から、美しい湘南の海が見えたり、民家スレスレの線路を走ったりと、もはや乗るだけで満足な気分にさせてくれます。

また、江ノ電沿線には江ノ島駅より東にも、極楽寺や長谷寺などの有名スポットが点在しているので、乗り放題のフリーパス「鎌倉江ノ電パス」を購入しておくのも良いでしょう。湘南エリアのJR、湘南モノレールも乗り放題と嬉しい限りです。

弁天橋を渡っていざ江の島へ！

江ノ島駅を降りてすぐ、本土と江の島とを繋ぐ江の島の出入口となる橋「弁天橋」が見えてきます。1959年に架けられた弁天橋は、ただ渡るだけではなく海を眺めたり富士山も見たりすることができる絶景スポットです。橋の入り口付近には、江の島の稚児ケ淵に行ける遊覧船「弁天丸」の乗船場があり、船で江の島をぐるりと周ることもできます。さあ、弁天橋を渡り終えたら旅の後半戦、江の島に到着です。

引用元：湘南藤沢

江の島へのアクセス情報

電車

江ノ島電鉄「江ノ島駅」から徒歩約20分

小田急電鉄「片瀬江ノ島駅」から徒歩約17分

湘南モノレール江の島線「湘南江の島駅」から徒歩約20分

車

山梨・群馬・長野方面からお越しになる場合は、圏央道さがみ縦貫道路「八王子JCT」に入り、新湘南バイパス「茅ヶ崎海岸IC」を経由、国道134号を通って江の島方面に向かいます。

静岡・東京・埼玉方面からお越しになる場合は、東名高速道路「厚木IC」に入り、圏央道さがみ縦貫道路「海老名JCT」と新湘南バイパス「茅ヶ崎海岸IC」を経由し、国道134号を通って江の島方面に向かいます。

東京・千葉・埼玉方面からお越しになる場合は、横浜新道より国道1号線を江の島・藤沢方面に向かいます。

※駐車場は付近のパーキングエリアをご利用ください。

江の島弁財天仲見世通りで映画やドラマのワンシーンのように食べ歩き

「仲見世通り」は江の島の入口から江島神社までの参道に旅館や飲食店、土産物屋などが連なっています。多数がひしめき合う商店街は、まさにTHE・観光地といった雰囲気に満ち溢れており、湘南エリアの観光にはまず外せないスポットです。様々な映画やドラマのデートシーンなどのロケ地としても頻繁に使用されるので、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか？全体的にレトロな空気が漂っているにも関わらず、多くの観光客で常に賑わいを見せている活気のある通りです。

江の島で特に人気のグルメは、ズバリ「しらす丼」！しらす丼は、生しらすと釜揚げしらす両方とも新鮮で絶品のメニューです。他にもタコを丸ごと1匹使った豪快な「あさひ本店のたこせんべい」は行列ができるほどの人気を誇ります。

夫婦饅頭や大アサリの浜焼き、江の島ビールなども名物グルメで、この通りだけでも満腹になってしまうほどです！また、江ノ電もなかや江ノ電サブレは、江ノ電の可愛らしいイラストがデザインされたパッケージが魅力で、お土産に買うと喜ばれるでしょう。

江の島弁財天仲見世通り 詳細情報

江の島シーキャンドルで絶景を！

江の島内には複数の神社仏閣、新江ノ島水族館などバラエティ豊かなスポットが点在していますが、今回は「江の島シーキャンドル」を紹介します。江の島サムエル・コッキング苑内にある湘南のシンボルとも言えます。高さ59.8メートル、海抜119.6メートルの展望台で、湘南エリアの他に富士山や伊豆半島も見渡せる絶景スポットとして有名です。

特に夜景の美しさには定評があり、2010年には日本夜景遺産に認定されています。季節ごとに年間4回ライトアップが変更されたり、特に2月には「湘南の宝石」というイルミネーションイベントが開催されたりと、とにかく夜景好きの方は必見です！また、江の島サムエル・コッキング苑の園内は南国ムード満載の植物園があり、時間に余裕があれば合わせて楽しみたいですね。

引用元：湘南藤沢

江の島シーキャンドル 詳細情報

まとめ

茅ヶ崎・湘南エリアで過ごす旅を紹介してきました。サザンの聖地、江ノ電、仲見世通りなど、限られたエリア内でバラエティに富んだ1日を過ごすことができます。「ちょっと日常から離れたみたい」という方は、次回の旅行先に茅ヶ崎・湘南エリアを検討してみてください。