神戸市中央区にある【元町】は、昔からの異国情緒が漂いながらも最先端の情報が共有できる素敵なエリアです。
神戸港が2017年1月で開港150年を迎え、ますます勢いを上げる【元町】は、来るものをきっと虜にしてしまうでしょう。
本記事では、そんな神戸の街を徒歩で散策していきます。
目次
元町に来ました!!
元町は、JR神戸線「元町」あるいは阪神電車「元町」で下車すると行きやすいです。
いざ改札を抜けて、散策のスタートです!!
必要なものは【神戸元町商店街】で
暑い日や寒い日、何か忘れ物をして困った時など、緊急事態の際はまず各駅から南側(海側)へ歩いてみましょう。
すると、5分もかからないうちに、神戸元町商店街の看板が見えてきます。
全長約1.2kmの商店街には、約300店ものお店が集中しています。
元町駅から神戸駅手前まで続く、その道には老舗と新しいお店が一緒に共存し合い、充実した商店街の形成に力を入れています。
ここに行けば、必要なものは大抵揃うでしょう。
また、沢山買ってしまいそうな神戸のお土産は、帰り際に持つ方が体力温存のためにもオススメですよ!!
お腹が空いたら【南京町】で腹ごしらえ
神戸元町商店街(元町側出入口)のすぐ南側には、南京町があります。
食べ歩きをしても良し、お店に入り、落ち着いて食事をするのも良しなエリアです。
南京町では主に中華料理を楽しむことができ、中国に関係性のある全体のお店の数は100を超えて存在します。
南京町は東西が約270m、南北に110mと、食いしん坊にとってはとても幸せなエリアです。
そんな南京町は、2018年で生誕150年を迎えました。
横浜中華街や長崎新地中華街などと同じく、その名は有名で「日本三大中華街」の内の1つに挙げられます。
また、年中行事の中でも特に賑わう「春節祭」は、1997年に神戸市地域無形民俗文化財に指定されました。
旧居留地で歴史散歩
旧居留地は神戸港の開港と共に、外国人の居住の場、そして働ける場にするために設けられたエリアです。
返還された今では、高級ブランド店や飲食店が軒を連ねつつ、ビジネスの場としても使用されるようになりました。
また、神戸の歴史を知ることができる貴重なエリアでもあります。
当時の建造物の名残を見るために、国内外から訪れる旅行者を、度々目にします。
旧居留地38番館
こちらは、居留地時代の区画番号が付いた建築物になります。1929年に完成、元々は【旧ナショナルシティ銀行 神戸支店】でした。
アメリカン・ルネサンス様式の建造物には、今ではカフェなどのお店が入り、人々の憩いの場として人気です。
住所
兵庫県神戸市中央区明石町40
旧神戸居留地15番館
居留地時代の建造物として、唯一残るコロニアルスタイルの商館です。元々は、1880年頃にアメリカの領事館として建築されました。
1989年には国の重要文化財に指定されましたが、1995年の阪神・淡路大震災により全壊します。
時は過ぎ1998年。元の建材を使用しながら人々の力強い意思と共に、無事再建されることとなりました。
住所
兵庫県神戸市中央区浪花町15
商船三井ビルディング
角の丸みが綺麗なこちらの建造物は、アメリカン・ルネサンス様式の建造物です。1922年に【旧大阪商船 神戸支店】として完成されました。
時代と共に耐震改修も施しながら、古き良き時代の気品漂う佇まいは、港町神戸に来た感触が味わえることでしょう。
住所
兵庫県神戸市中央区海岸通5
御紹介させていただいた以外にも、建造物はまだまだあります。
神戸の元町にお越しになった際は、ぜひとも巡ってみてください。!
三宮神社でお参りしよう
三宮神社には、航海交通安全と商工業繁栄を守ってくださる神様が鎮座されています。都会の中心地にあり、たくさんの車が行き交う中、落ち着きある神社はよく目立っています。
いざ鳥居をくぐり、参拝させて頂きましょう!!
参拝後、何やら方位と干支が描かれた石板を発見しました!!
参拝後に自分の干支の上に立ちながら写真を撮ることで、ご利益があるそうです。
正直、踏みづらい気持ちと「踏まなければ!!」という気持ちの葛藤がありましたが、意を決して無事写真を撮ることができました。
「まずは怪我無く帰れます様に」
住所
兵庫県神戸市中央区三宮町2-4-4
TEL
078-331-2873
参拝可能時間
9:00~16:00
アクセス
神戸市営地下鉄 海岸線「旧居留地・大丸前」よりすぐ
JR神戸線「元町」、阪神電車「元町」より徒歩約3分
トアウエストでショッピング
旧居留地から線路を挟み、反対側の山の手に存在しているのがトアウエストと呼ばれるエリアです。
ちょうど「元町」と「三ノ宮」の間に位置しており、緩やかな坂を上がると見えてきます。
雑貨屋やカフェ、古着屋、ガーリー、カジュアルなど様々なジャンルの対応が可能です。
南京町で食べたものも、そろそろ消化されてきたことでしょう。
ゆっくりお茶でもしてみませんか?
港町神戸の風景を愛でる
神戸の人々の日常は、「北側が山側」、「南側が海側」と例えながら話をする場面が多いです。
ですので、旅行の際など知らないエリアに訪れた際には、「海がどちらにあるのか」を気にしながら行動します。
また、潮風を浴びながら言葉を発さず、ゆったりと散歩をする夫婦や大型客船の来航に心を弾ませる家族連れなど、地域さながらの優雅さが生活の源となっているようです。
港を見ながら何もしない時間もこの上ない贅沢ですよ!!
まとめ
【元町】エリアの散策風景はいかがでしたでしょうか?
天候に左右されづらく、比較的自由に過ごすことができる街・・それが【元町】です。
お隣にある【神戸】や【三ノ宮】エリアへも近く、歩いて回ることも可能です。
そのエリア独自の歴史や、発見は必ずあります。
いつの季節も水分補給は忘れずに!!
歩きやすい服装で、ご自分の視野を広げてみてくださいね。