横浜は、日本が誇る観光都市の1つです。
古くから世界と日本とを繋ぐ国際的な一面を持ち、今でもその文化が残り異国ムードが漂う一方で、洗練された街並みも魅力です。
本記事では、そんな横浜のベイエリアを中心に回る観光コースを紹介していきます。
目次
港の見える丘公園で横浜のバラと景色を堪能
JR横浜駅から旅はスタート!みなとみらい線に乗り換えて4駅、約8分の乗車で「元町・中華街駅」へ到着です。
中華街は目の前なんですが、腹ごしらえの前に「港の見える丘公園」行ってみました。
港の見える丘公園の歴史
公園の付近一帯は開港した当時、外国人の居留地であり、丘の上にはイギリス軍が、丘の下にはフランス軍が駐屯していたという歴史的背景がありました。
居留地としての役目を終えた後、地元民の要望により1962年に風致公園として開園します。
それ以降、フランスやイギリスの文化を継承した建物が次々に建設され、異国ムードの漂う公園として変化を遂げてきました。
そして、1991年には横浜市の花であるバラの制定記念として約110種・1,300株のバラ園が公開されました。
2017年に緑化工事を終えたバラ園は、「イングリッシュローズの庭」として生まれ変わります。
英国風の庭をテーマに掲げた、バラを中心とした四季様々な花の香り、彩りを満喫できるエリアとなり、なんとも上品な空気に包まれています。
開園以来徐々にグレードアップしてきたこの公園では、カラフルに咲き誇る花たちが私たちの心を癒しに導いてくれること間違いないでしょう!
バラの景色を堪能
バラの見頃は春と秋の2回で、旅の時期がこのバラの全盛期と重なるとより魅力を体感できます。
また、横浜港を見下ろす小高い丘の上に位置しているため、まさに「港の見える丘公園」の名の通り、横浜ベイブリッジなどを望むことのできる絶好のビュースポットかつ撮影スポットです。
花に囲まれながら素晴らしい景色を眺めることができ、旅の始まりがこんなにもお洒落な場所だなんて素敵ですよね。
テンションも高まってきたところで、次の目的地に向かいます!

港の見える丘公園 詳細情報
料金
無料
休館日
・公園全体およびフランス山:年末年始(12月29日~1月3日)
・イギリス館:年末年始、毎月第2水曜
・山手111番館:年末年始、毎月第4水曜
開園時間
24時間
・フランス山:4月~9月:6時~19時、10月~11月:7時~18時、12月~1月:7時~17時、2月~3月:7時~18時
・イギリス館:9時30分~17時
・山手111番館:9時30分~17時
住所
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町114
電話
ー
アクセス
- 電車
JR京浜東北・根岸線「石川町駅」より徒歩20分
みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩5分 - バス
JR桜木町駅始発保土ケ谷駅行「11系統」「港の見える丘公園前」下車すぐ ※約10分
駐車場
有 ※有料駐車代17台
公式ホームページ
https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=182
※情報は2021年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
中華街でとにかく食べまくる!
花と絶景の次は「食」です。
再び元町・中華街駅方面へ戻り、横浜と言えば誰もが口にするほど有名な「横浜中華街」に到着!
テレビのロケもよく行なわれている日本最大級のチャイナタウンで、総店舗数は600を超える一大観光地となっています。
メインとなる中華料理ですが、中国四大料理である「北京・四川・上海・広東」それぞれに特徴があり、全ての料理の違いを堪能できるというのは、横浜ならではの魅力です!
様々な中華メニュー
さて、まず欠かせない定番メニューと言えば肉まんではないでしょうか。
中国の料理大会で優勝したシェフが手がけた「世界チャンピオンの肉まん」を中心に、バラエティ豊かな肉まんが勢揃いしています。
他にも、クレープのように片手で食べられるテイクアウトの北京ダックやミニサイズのふかひれスープなど、気軽に少量ずついただくことのできる店が多いです。
そのため、様々な中華の味を楽しむことができます。
口直しのデザート
味の濃いものをたらふく食べたら、口直しにデザートを食べたいところ。
杏仁豆腐は言わずと知れた大人気デザートですが、横浜中華街で注目を浴び定番ともなっているのが、横浜大飯店の「杏仁ソフトクリーム」です。
濃厚なミルクを使ったソフトクリームに、さっぱりとした杏仁の味が加わった至極の一品といっても過言ではありません。
大流行中のタピオカミルクティも、本場の台湾の味をここでぜひ体感したいものです。
・・・と、ここまで食べ物ばかりを紹介してきましたが、実はグルメ以外にも見所があります。
横浜中華街の観光スポット
「横浜関帝廟」は、中華街の護り神かつ商売の神様である関羽様が祀られている場所です。商売運を上げたい方は、必見の地とも言えるでしょう。
続いて「横浜大世界」は、複合型のエンターテイメント施設です。
中国の衣装を身につけて記念撮影ができたり、トリックアートがあったりとSNS映えすること間違いないでしょう!

横浜中華街 詳細情報
料金
店舗ごとに異なる
休業日
店舗ごとに異なる
営業時間
店舗ごとに異なる ※中華街そのものは24時間出入り可
住所
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町118-2
電話
045-662-1252
アクセス
- 電車
JR京浜東北・根岸線「石川町駅」から徒歩5分
JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」から徒歩7分
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩1分
駐車場
無 ※近隣の有料パーキングエリアをご利用ください
公式ホームページ
https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=815
※情報は2021年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
横浜の海風を感じる山下公園でのひととき
中華グルメを思う存分満喫し終えたら、次は横浜の海風を感じられるスポット山下公園へ向かいます。
中華街からは、徒歩5分程度なのですぐに辿り着きます。
山下公園は、関東大震災の復興事業として1930年に震災のがれきを埋め立てて作られた場所です。
園内には「港の見える丘公園」と同じように、毎年春と秋にはたくさんのバラが咲き誇る「未来のバラ園」があります。さすが横浜市の花だけあって、やはりバラの名所が多いですね。
また、開放感あふれる横浜の海を一望でき、先程は遠くに見えた横浜ベイブリッジをより近くで見ることができます。
港を行き交う船からお洒落で異国感漂う雰囲気を感じられるのも、国際港・横浜ならではです。
そして、横浜と海外が古くから盛んに交流を重ねてきたことを表す記念碑が多くあるのも特徴の1つです。
例えば、姉妹都市のアメリカ・サンディエゴ市から寄贈された「水の守護神」、在日インド人協会から1937年に寄贈された「インド水塔」などが挙げられます。
以上のように、バラ、眺望、都会の雰囲気、歴史と盛りだくさんの山下公園は、まさに観光&休憩スポットに最適と言えます!

山下公園 詳細情報
料金
無料
開園時間
24時間
住所
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279
電話
045-671-3648
アクセス
- 電車
みなとみらい線 元町・中華街駅出口「4」より徒歩3分
JR関内駅南口より徒歩20分
JR石川町駅中華街口より徒歩15分 - バス
JR桜木町駅前より、本牧車庫行他「8、11、58、148系統」は「中華街入口」で下車徒歩3分
アクセス(バス)JR桜木町駅前より、本牧車庫行他「26系統」は「山下公園前」で下車徒歩すぐ
駐車場
有 ※有料駐車台222台
公式ホームページ
https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=190
※情報は2021年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
赤レンガ倉庫でお洒落空間に浸る
山下公園でゆっくりとくつろいだら、次は赤レンガ倉庫です!
水上バスでGO!
徒歩でも約10〜15分で行けるのですが、今回は水上バス「シーバス」を利用します。
シーバスとは、山下公園と横浜駅東口とを海上で結ぶ港街ならではの移動手段です。観光に来るならば、乗ってみるといいでしょう。
山下公園から赤レンガ倉庫のある乗り場「ピア赤レンガ」までは10分ほど。
のんびりと海を眺めていたらあっという間に到着です。
※シーバスの運航時刻、料金などは下記ページをご参照ください。
https://www.yokohama-cruising.jp/about/seabass/index.html
横浜赤レンガ倉庫
今回の旅の最終目的地である「横浜赤レンガ倉庫」は、明治時代の終わりから大正時代にかけて、港湾設備として建設されたものです。
かつては横浜税関の施設としても使われていたという歴史があります。
観光地化されたのは2002年からで、今でも当時の面影をしっかりと残しております。
レンガの独特な外観は、ぜひ生で見たいところです。
倉庫の中には、ショッピングやグルメを楽しめるお店がズラリと揃っています。
外観だけでなく、中に入っている店舗もお洒落なのは魅力ではないでしょうか。
また、イベント広場では盛んに催しが開催され、多くの人が集まります。
夜にはライトアップされ、赤レンガとネオンが繰り出す幻想的な空気にどっぷりと浸かることができます。本当に横浜はロマンチックな街ですね。

横浜赤レンガ倉庫 詳細情報
料金
店舗ごとに異なる
休業日
店舗ごとに異なる
営業時間
1号館:10時~19時、2号館:11時~20時
住所
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1-1
電話
045-227-2002(1号館1F・2号館)
045-211-1515(1号館2F・3F)
アクセス
- 電車
JR・市営地下鉄「桜木町駅」より汽車道経由で徒歩約15分
JR・市営地下鉄「関内駅」より徒歩約15分
みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約6分
みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩約12分 - バス(観光スポット周遊バス「あかいくつ」)
「桜木町駅前」から「赤レンガ倉庫・マリン&ウォーク」下車
「港の見える丘公園前」から「赤レンガ倉庫前」下車 - バス(連結バス「BAYSIDE BLUE」)
「横浜駅前[東口バスターミナル]」から「カップヌードルパーク・ハンマーヘッド入口」下車
「山下ふ頭」から「赤レンガ倉庫前」下車 - バス(京浜急行バス)
空港リムジンバス「羽田空港」から「赤レンガ倉庫」下車 - 車
首都高速「みなとみらい」または「横浜公園」出口で下車
駐車場
有 ※P1 83台、P2 96台
公式ホームページ
https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=184
※情報は2021年12月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
まとめ
横浜ベイエリアでの観光モデルコースを紹介してきました。
狭い範囲に必見のスポットが集結しているのが横浜の良さではないでしょうか。
海風を感じながら密度の濃い1日を過ごせること間違いなしです。