忙しい毎日を過ごしていると、休日はふらっと出かけてリフレッシュしたくなりますよね。そんなあなたには、日帰りや一泊のプチトリップに静岡県・三島市はいかがですか?三島市には大人の小旅行にピッタリなスポットが数多くあり、港町である沼津市へのアクセスも便利です。本記事では「三島にまだ訪れたことがない!」という方に、ぜひ知っていただきたい三島市の魅力をご紹介します。
目次
週末のプチトリップは静岡県三島市に行こう!
静岡県近郊にお住まいの皆さん。週末や有給を利用したプチトリップに、静岡県三島市はいかがですか?三島市は静岡県の東部エリアにある町です。市内には湧き水が流れ、遠くには富士山を眺めることもできる、のどかで非常に癒される場所です。今回は、数ある三島市の観光スポットの中でも「佐野美術館」と「三嶋大社」にスポットを当ててご紹介します。
三島市のおすすめスポット①佐野美術館
佐野美術館とは?

佐野美術館は、1966年に実業家の佐野隆一の寄付によって設立された美術館です。現在約七点の国宝や重要文化財を所有しており、館内では常設展と特別展に分かれて展示を行っています。清潔感のある非常に綺麗なスペースで、ゆっくりと鑑賞できるのが佐野美術館の魅力です。
一般的な公立の美術館・博物館などとは異なり、敷地面積もそこまで大きくありません。そのため、1時間~1時間半もあれば十分見て回ることができます。大きな美術館や博物館などによくある「歩き回って疲れた・・・」という心配はありませんのでご安心ください。
佐野美術館の見どころ

出典元:photoAC
数ある展示の中でも、佐野美術館の見どころは刀剣にあると言えるでしょう。文化財に指定されている館内の収蔵品のうちの多くが刀剣です。不定期に開催される特別展では、刀剣にちなんだ展示がこれまでに数多く開催されてきました。
ちなみに、佐野美術館の現館長である渡邉妙子さんは女性による日本刀研究の第一人者として有名な方です。まだ日本刀が武士(男性)を象徴するとして、女性が触れるのは好ましく思われていなかった時代から、女性としての立場で刀剣の歴史を切り開いて来ました。館内のミュージアムショップでは、そんな館長の著書『日本刀は素敵』なども販売されています。ご興味のある方は、ぜひ手に取って見てくださいね。

佐野美術館のもう1つの見どころは、館内にある庭園「隆泉苑」です。隆泉苑では、富士山から流れる湧き水によって育った四季折々の植物を鑑賞して楽しむことができます。この庭園を見るためだけに、佐野美術館へ足を運ぶ方もいらっしゃるとか。
館内には庭園を見ながら料理を楽しめるお食事処「松韻」もあります。カジュアルな価格で楽しめるメニューも用意されていますので、美術館を回ってお腹が空いたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?庭園を眺めながらのんびりランチを楽しめるでしょう。
佐野美術館 詳細情報
佐野美術館の詳細情報です。
料金
一般(18歳以上)1,100円、小・中・高校生550円
※土曜日は小中学生無料
※障がい者手帳をお持ちの方は無料
※15名以上の団体は2割引
※敬老の日は65歳以上が無料
※子どもの日は小中学生が無料
※静岡県の県民の日は1割引
休館日
木曜日、展示の入れ替え日、年末年始
開館時間
10:00-17:00(最終入館は16:30まで)
住所
〒411-0838 静岡県三島市中田町1-43
電話
055-975-7278
アクセス
・電車
伊豆箱根鉄道駿豆線「三島田町駅」から徒歩6分
JR三島駅より徒歩18分
・バス
JR三島駅南口より、東海バス4番のりば「新城橋行き」あるいは「大平車庫」に乗車。佐野美術館で下車
・車
東名沼津I.C、新東名長泉沼津I.C.より伊豆箱根方面へ8km、三島玉川交差点を左折、さらに2つ目の信号を右折し、次の角を左折
駐車場
有
公式ホームページ:https://www.sanobi.or.jp/
※情報は2022年2月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
三島市のおすすめスポット②三嶋大社
三嶋大社とは?

佐野美術館とあわせておすすめしたい三島市のスポットとして、「三嶋大社」が挙げられます。三嶋大社は、佐野美術館から三島駅方面に歩いて10分ほどの場所にある神社です。創建された詳しい時代などは明らかにされていませんが、1180年(平安時代)には既に建てられていたとの記録が残されています。
鎌倉幕府の将軍でも有名な源頼朝は、特に三嶋大社を深く信仰したことで知られています。平氏の謀略で伊豆に流されてしまった源頼朝は、三嶋大社で源氏の再興を願い、源平合戦を経て源氏を勝利に導きました。
三嶋大社のみどころ

大きな鳥居をくぐったら、まっすぐ参道を歩いてまずは本殿にお参りしましょう。江戸時代に建てられた本殿は、国の重要文化財に指定されています。三嶋大社で祀られているのは、森林や農産物の守護神である大山祇命(おおやまつみのみこと)と福の神様として知られる積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)です。幸せを願う人々や農業関係者の方などからも厚い信仰を受けています。

また、三嶋大社の神使は鹿です。神社での鹿の飼育は、大正時代に奈良県の春日大社から鹿を譲り受けたことがきっかけで、現在も境内では沢山の鹿が育てられています。時間に余裕があれば、参道にある宝物館も覗いてみてはいかがでしょうか。源頼朝の妻であった北条政子が奉納した国宝「梅蒔絵手箱」のレプリカを始め、三嶋大社にまつわる宝物や資料が展示されています。
三島のご当地グルメはいかが?
神社の周辺には三島市の名物「みしまコロッケ」や静岡県で採れる鰻のメニューを販売するお店もあります。コロッケは箱根西麓で収穫された馬鈴薯(ばれいしょ)で作られたコロッケで、ほくほくの食感が美味しい逸品です。※馬鈴薯はじゃがいもの一種
三嶋大社への参拝がてら、市内をぶらぶらと歩きながらご当地グルメを楽しんでみても良いですね。
三嶋大社 詳細情報
三嶋大社の詳細情報です。
参拝料金
無料 ※宝物館は有料
定休日
無
参拝時間
8:30-16:30
住所
〒411-0035 静岡県三島市大宮町2丁目1-5
電話
055-975-0172
アクセス
・電車
伊豆箱根鉄道駿豆線「三島田町駅」から徒歩7分
JR三島駅から徒歩15分
・車
東名高速道路「沼津IC」より約20分
駐車場
有
公式ホームページ:http://www.mishimataisha.or.jp/
※情報は2022年2月時点のものです。最新情報は、ホームページをご参照ください。
まとめ
本記事では三島市を訪れた際におすすめしたいスポット、佐野美術館と三嶋大社の見どころをご紹介しました。どちらも豊かな自然や歴史を感じることのできる素敵なスポットです。日々の忙しさから離れてのどかな三島市内の町並みを歩けば、心癒されること間違いなしです。週末やちょっとした休みを利用したプチトリップに、ぜひ皆さんも静岡県三島市を訪れてみてはいかがでしょうか。